
ガラケーはいつまで使えるの?対策やスマホ購入時の注意点も解説
スマートフォンが普及して、二つ折ケータイ通称「ガラケー」が少なくなっています。
そして今各携帯会社から、「ガラケーが使えなくなりますよ」という発表がありました。
今でもガラケーを使っている人から見れば
「スマホに変えないといけないのか…」と肩を落としてしまうでしょう。
中には、スマホに変えないといけないと焦って店舗に入り、高額な最新機種を買わされたお年寄りの方がおり、東京都中野区では高齢者悪質商法被害防止情報連絡体制が整えられいます。
今回は、「ガラケー いつまで」について解説していきます。
ぜひ、この記事を見たあなたのお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが詐欺に遭わないためにも今回は気合を入れて書きます。
2022年以降「3Gのサービスが」順次終了する
結論からいって、今すぐにガラケーが使えなくなるわけではありません。
3G通信にしか対応していない携帯だけが使えなくなります。
その理由に、今でも3大キャリアの製品のラインナップには二つ折り携帯が置いてあります。
注意して欲しいのがガラケーばかり注目されていますが、3G通信しかできないスマートフォンも対象になりますよ。
そして、3大キャリアで3G通信サービス終了時期が違います。
- au 2022年3月31日に3Gが終了
- ソフトバンク 2024年1月下旬に3Gが終了
- docomo 2026年3月31日に3Gが終了
この記事を書いている2021年8月では、auが1番期限が近く新しい携帯に変えた方がいいでしょう。
しかし、ソフトバンクやdocomoはまだ有効です。
今、各携帯会社が広告や宣伝で色々していますが、まどわされたらいけませんよ。
ゆっくりと携帯を変えればいいんですよね。
勘違いが多い「ガラケー」という言葉
私は27歳ですが、ギリギリ「ガラケー」が主流だったので、私も使っていました。
しかし、この「ガラケー」という言葉を勘違いして使っている人が多いんですよね。
多くの人は二つ折り携帯のことを「ガラケー」といいますが、ガラケーは4Gに対応していない携帯をさします。
もともと「ガラケー」とは、日本独自のもので海外にはない機能を備えています。
おサイフケータイや防塵・防滴などがもともと日本にしかない独自機能ですね。
その独自の進化を遂げた様子を「ガラパゴス諸島」になぞらえて「ガラケー」と呼ばれるようになったのです。
今の二つ折り携帯は、ガラケー+スマートフォンで「ガラホ」と言われています。
見た目は、二つ折り携帯と同じですが、中身はAndroidなので実質スマートフォンなんですよね。
「ガラホ」にすれば問題なし
多くの人が、二つ折り携帯のことを「ガラケー」というので
「スマートフォンにしないといけない!」
と感じますが現在3大キャリアで売られている二つ折り携帯、通称「ガラホ」に変えれば4Gに対応していますので問題なく使うことができます。
今まで通りに、物理ボタンを押せるし、メールだって物理ボタンで打つこともできます。
しかし、なぜ多くのキャリアやメディアがスマートフォンという高額な製品を勧めてくるのでしょうか?
それは、後々二つ折り携帯がなくなるだろうと言われているからです。
二つ折り携帯は、「どうせなくなるから今のうちにスマートフォンにしちゃおう」という企業側の狙いなんですね。
ガラケーを使い続ける人の理由は?
今でも、ガラケーを使い続けている人はどんな理由で使い続けているのでしょうか?
- 使い慣れたものを手放したくない
- スマホは価格が高い
- タブレットを持っているのでスマホの必要がない
- スマホは機能が多すぎる
- 物理ボタンが安心できる
- 二つ折りの安心感・ちょうどいい重さ
- 二つ折り携帯は使いやすい
- 電池持ちがいい
- 二つ折り携帯ならではのシンプルさ
といろんな意見があります。
スマホに変えないといけないことはわかっているけども、なかなか変えられないガラケーの人気は相変わらず高いですね。
スマートフォンに変えるメリット・デメリット
次に、あなたやあなたの親戚がガラケーからスマートフォンに変えることのメリット・デメリットを見ましょう。
最終的には二つ折り携帯がなくなってしまうかもしれないので、今のうちからスマートフォンに触れておくのもいいでしょう。
今回は想定をお年寄りにしています。
私の父がスマホデビューした時の体験も入れていますので聞いてください。
メリット1 いろんなアプリが使えるようになる
ゲームから読書、天気、ニュースまで今は、スマートフォンのアプリ1つで出来るようになりました。
私の父はガラケーからスマートフォンに乗り換えた時、いろいろ触っていました。
普段寡黙な父がスマートフォンでいろんなゲームをしていることには驚きで、ゴルフやビリヤードをアプリストアからダウンロードして楽しそうに使っていました。
ほかにも、私に「こんなアプリはないのか?」と自分から聞いてくるようになりイキイキしていましたね。
スマートフォンという道具を持つことで新しい世界が広がり、今年64歳になる父は今でもスマートフォン片手に楽しんでいます。
メリット2 コミュニケーションが広がる
今では、多くの人が使っているアプリ「LINE」
LINEのおかげで、電話以外のコミュニケーションができるようになります。
私が父の日にバッグをプレゼントしたのですが、その時の返事がこうでした。
64歳になる父からスタンプ付きのメッセージですね。
本人からメッセージが来るとなんか嬉しいですよね。
また、孫と2人でメッセージ交換できたりするので、年に数回しか会えなくても寂しいことが少なくなるでしょう。
デメリット1 設定を自分でしないといけない
これなんですよね。
設定は、あなたが行うことが多いのではないでしょうか?
仮に本人が設定していても、よくわからない文字や単語の連続であなたに質問してきます。
最終的には面倒になって設定をあなたに丸投げしてくる人もいるかもしれません。
私の場合、父や母のスマートフォンの設定は私で設定しました。
こればっかりは仕方ないのですが、こっちも暇ではないので時間がとられるデメリットがあります。
デメリット2 覚えてくれるまで時間がかかる
2つ目は、覚えてくれるまで時間がかかることです。
お年寄りなので、こっちが1回教えたことでもなかなか覚えてくれません。
覚えていないので、前回と同じ質問をしてくることもしばしばです。
覚えていないこと、同じ操作を何回も教えるのは怒ってしまいそうになりますがこれは仕方ないと思って、丁寧に教えましょう。
覚えてくれると、1人でどんどん先に進んでくれるようになるのでラクになりますよ。
キツイのは最初だけですから、耐えましょう。
ガラケーから機種変更時の注意点3つ
次に、あなたがガラケーから機種変更するときに注意するべきことを3つ紹介します。
3大キャリアで機種変更することが多いと思います。
私も機種変更自体は、3大キャリアの店舗で行ってもいいと思います。(データ移行が簡単だから)
しかし、注意しておかないと高額なスマートフォンを買わされたり、毎月高い利用料を払わさられたりしますのでよく見ておきましょう。
注意点1 最新機種なんていらない
最近のスマートフォンは高く、総額10万円以上したりする製品も数多く存在します。
しかし、中には悪いショップ店員もいて最新機種をオススメする人もいます。
今では機種代金も安く、総額2万円台で買えるスマートフォンが3大キャリアのお店にあります。
- 電話
- LINE
- メール
毎日これぐらいしかスマートフォンを使わないのであれば、2万円台のスマートフォンでも機能は十分です。
なので、店舗に行った時も「2〜3万円のスマートフォンはありますか?」とはっきり伝えましょう。
お金は大事なので、安いにこしたことはありません。
注意点2 1人で行かない・行かせない
2つ目は、1人で行かない・行かせないことです。
特に女性の場合は、「店員さんがオススメしてくれたのだから」と店員のオススメを断ることができません。
断ることができないと、ムダなオプションに入らされて毎月の支払額が多くなってしまいます。
旦那さんや成人した息子さんがいるといいですね。
ついていく人は、契約する人がいいなりになっていないか見てください。
もし、いいなりになっているなら助けてあげましょう。
注意点3 選ぶスマートフォンは使いやすさを1番重視する
さいごに、選ぶスマートフォンは使いやすさを1番重視しましょう。
これはお年寄りの人に共通するのですが、例えば私がお年寄りのスマートフォン契約に一緒に行った場合は「らくらくホン」をオススメします。
しかし、「自分はまだそんな年ではない」と意地をはり、別のスマートフォンを契約する人がいます。
そして、契約したのはいいものの使いにくくて、後悔する人が多いのです。
私の母がそうで、らくらくホンを勧めたら「バカにするな!」と怒られて、契約した後「らくらくホンにしておけばよかった」と話していました。
らくらくホンは、簡単に文字の大きさの変更できたり画面をしっかり押さないと反応しない設計になっています。
つまり、お年寄りが1番使いやすいように設計されたスマートフォンなのです。
スマートフォンは道具なので、使いこなさないと意味がありません。
最新機種はカッコいいですが、20代〜30代の人向けに作られています。
もし歳をとってもついていけるなら大丈夫ですが、多くの方が老眼や感覚の鈍りなど、なにかしら身体の衰えがあります。
使いやすさを重視して、スマートフォンを選ぶようにしましょう。
格安SIMも考えよう
次に格安SIMも考えましょう。
格安SIMとは、3大キャリアの電波を借りている会社のことです。
プランもシンプルでわかりやすく、料金も3大キャリアと比べてもはるかに安いです。
実店舗を持っているUQモバイルやワイモバイルはいいのですが、実店舗を持たない格安SIM会社が多く、契約はインターネットだけでの申し込みになってしまうので少し苦労します。
なので、もし月々の利用料が安い格安SIMで契約したい場合は、息子や親戚にやってもらい1人で契約しないようにしましょう。
まとめ
今回は、ガラケーがいつまで使えるのかを解説しました。
- ガラケーは2022年3月auから使えなくなる
- 2024年1月下旬にソフトバンク
- 2026年3月docomo
でしたね。そして、ガラケーが使えなくなった後は
- ガラホに機種変更
- スマートフォンに機種変更
どちらにするのか選択できるのでした。
ガラホかスマートフォンどっちがいいのかと言われると、その人の好みによるでしょう。
実際に店舗で触ってみて、「いいなぁ」「使いやすそうだなぁ」と第1印象で思ったもので構いません。
その人が思ういいスマートフォンを選びましょう。