
デュアルSIM・DSDSの設定やおすすめの格安SIMを徹底解説
大手通信業者3社が格安プランを発表し、それに続くように格安SIM会社もプランを見直しました。
「3000円で20GB使えるから、大満足だよ」
と、思っている方もいるでしょう。
しかし、デュアルSIMを使うことで国内通話し放題+データ使い放題のプランが月々1,265円で利用することができます。
そんないいプランには縛りがあるのでは?と感じてしまいますが、格安SIMの会社は大手通信業社3社みたく2年更新プランがありません。
もし、格安SIMを契約して自分に合わない・使えないと感じて元に戻しても違約金がかかりませんよ。
少しでも通信費を抑えたい・興味があるなら、本記事を是非参考にしてください。
それではいきましょう。
そもそもデュアルSIM・DSDSとは?
さっそく最安プランの解説をしたいですが、そもそもデュアルSIMやDSDSの意味を知っておくべきでしょう。
最安プランを使うには、デュアルSIM・DSDS対応しているスマートフォンが必須です。
今は、デュアルSIM・DSDS対応のスマートフォンが多くなりましたが、少し古いスマートフォンはデュアルSIM・DSDSに対応していない機種もあります。
1つずつ解説していきます。
デュアルSIMとは
デュアルSIMとは、1つのスマートフォンに2つのSIMを挿して利用することをいいます。
普通SIMは、1つのスマートフォンにつき1つの電話番号ですがデュアルSIMはSIMが2つあるので、2つの電話番号が使えるようになります。
つまり、スマホ1台で2台持ちの使い方ができるのです。
デュアルSIMを入れる場所は機種によって違うので、使う時は説明書をしっかりみましょう。
DSDSとは
次にDSDSです。
DSDSは、デュアルSIMの種類のことで「Dual SIM Dual standby」の略で、SIMカードを切り替える必要がなく2つの電話番号を受け取れる特徴があります。
例えば、2つ目に設定している電話番号に電話がかかってきても、今通信しているSIMは1つ目だから電話に出れませんでした。
では、仕事の場合かなり困りますよね。
それを解決してくれるのがDSDSで、電話を受ける場合にはとても重宝します。
DSDSより前に登場していた機能が「DSSS」(Dual SIM Single standby)で、自分が通信しているSIMでしか電話を受けることができません。
その他にもDSDVやDSDAといったデュアルSIMの種類もあります。
通話同時待受 | 回線利用 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
DSSS | 不可 | 片方のSIMのみ | 手動で切り替え | 不可 |
DSDS | 可能 | 4G /3G | 不要 | 不可 |
DSDV | 可能 | 両方とも4Gで利用可能 | 不要 | 不可 |
DSDA | 可能 | 両方とも4Gで利用可能 | 不要 | 両方のSIMで可能 |
もし、デュアルSIMを使うならDSDSから下に対応しているスマホを使いましょう。
デュアルSIM・DSDSのメリット・デメリット
次に、デュアルSIM・DSDSのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 料金を安くすることができる
- 1台で個人用・仕事用で分けられる
- 海外で使うこともできる
デメリット
- SDカードスロットが使えなくなる場合がある
- バッテリー消費が早い
- 契約会社が多くなるので、手続きが面倒
メリット1 料金を安くすることができる
メリット1は、上記でも書いた料金を安くすることができるです。
MM総研が行なった調査によりますと、スマホ利用者の59.2%が月に3GB内のデータ通信しか使ってないんですよね。
つまり、大手通信会社3社が出した20GBの料金プランは、多くの人にとって手に余る料金プランなのです。
デュアルSIMを使うことによって、料金を安くすることができます。
自分に合った料金プランを使うことでお金の無駄遣いをなくすこともできますし、電話通話が長い人なら浮いた分でかけ放題に入るのもいいでしょう。
要は、デュアルSIMを使うことによっていろんな組み合わせができるというわけです。
メリット2 1台で個人用・仕事用に分けられる
通話プランのSIMカードを2つ挿すことによって、スマホ1台で個人用・仕事用に分けることができます。
電話番号が2つあれば、電話番号登録が必要なアプリも2つ登録することができます。
例えば「LINE」なら2つの電話番号があるので、1つは個人用アカウント、もう1つは仕事用のアカウントとスマホ1台で管理することができます。
スマホ2台持ちは絶対にイヤと考える人におすすめの方法です。
メリット3 海外でも使うことができる
メリット3つ目は、海外でも使うことができるです。
海外で、スマホを使用するときに「国際ローミング」では通信料金が割高になることがあります。
そのため海外へ行く多くの人が、海外旅行用のモバイルルーターをレンタルする人も多いのではないでしょうか?
デュアルSIM対応スマホの場合、スマホ1台で過ごすことができます。
現地でも旅行者用のSIMが売っているところもありますので、現地で買ったSIMカードをそのまま挿すと使えるようになります。
海外出張が多い方にオススメです。
デメリット1 SDカードスロットが使えなくなる場合がある
デメリット1つ目は、SDカードスロットが使えなくなる場合があるです。
デュアルSIM対応のスマホに2枚目のSIMカード挿す時は、SDカードスロットに入れるスマホもあります。
SDカードスロットにSIMカードを入れると、SDカードが使えないので大量のデータ保存ができなくなってしまいます。
そんな時は、eSIMも検討してみましょう。
eSIMとは、通常のSIMカードみたくカード挿すのではなくスマホ内にすでにSIMカードが埋め込まれています。
つまり、SDカードスロットを使わずに2つ目のSIMカードが使えるようになるのです。
契約も、ネットで簡単に済ませることができて開通も早いのが大きな特徴です。
デメリット2 バッテリー消費が早い
デメリット2つ目は、バッテリー消費が早いことです。
バッテリー消費が早い理由はいくつかありますが、その1つがスマホが常に電波を探し回っているから。
例えば、あなたがド○モユーザーだったとして、県外に移動してもド○モ電波で通信できるのでしょうか?
それは、あなたのスマホが近くのド○モの基地局の電波を探しているんですよね。
だから、なにもしてなくてもスマホのバッテリーが減るんです。
デュアルSIMだと電波を探すのも単純に2倍で2台持ちしない分、荷物は減ります。
しかし、モバイルバッテリーを持っていた方がいいでしょう。
デメリット3 契約会社が増えるので手続きが面倒
デメリット3つ目は、契約会社が増えるので手続きが面倒です。
デュアルSIMにするには、2つの携帯電話会社に申し込まないといけません。
解約しようとしても、お店に行くのってシンプルに面倒ですよね。
契約する時はいいんですけど、解約時は面倒くさくなるのでデメリットです。
デュアルSIM・DSDSの設定方法
次に、デュアルSIM・DSDSの設定方法を紹介します。
STEPも2つしかないので、誰でも簡単にできます。
また、SIMカードが届いた時は、説明書に書いてありますので落ち着いて対処しましょう。
STEP1 SIMスロットにSIMカードを挿す
まずはSIMスロットを取り出して、SIMカードを入れましょう。
今回は、デュアルSIMなので2枚SIMカードを入れます。
SIMカードの入れ方は、機種よって違いますので説明書を読んでからSIMカードを入れましょう。
入れた後は、回線が2つちゃんと表示されているか確認してください。
STEP2 設定でAPN設定をする
次にAPN(アクセスポイントネットワーク)を設定します。
HUAWEI P30 liteには設定画面を開くとデュアルSIM設定があります。
デュアルSIM設定を開き、SIM1の項目の「アクセスポイント設定」をタップし「どの会社のSIMカードか」を設定するだけです。
その後、SIM2の「アクセスポイント設定」をします。
例えば、楽天モバイルのSIMカードなら楽天モバイルの項目をタップすればOKですよ。
設定はたったこれだけで、誰でも簡単にできるんですね。
デュアルSIMで組み合わせ最強の格安SIM
次に、デュアルSIMで組み合わせ最強の格安SIMを紹介します。
結論からいうと、楽天モバイル+mineoが組み合わせ最強の格安SIMです。
理由は、楽天モバイルの料金プラン「Rakuten Unlimit Ⅵ」は、1GBの通信量以内であれば無料で使うことができます。
しかし、1GBでは心もとないですよね?
なので、2枚目のSIMはmineoを契約しましょう。
契約するのは、シングルタイプ(データ通信のみ)の1GB 880円とパケット放題Plus月額385円を契約します。
パケット放題Plusとは、シングルタイプのデータ制限1GBを超えた後も最大1.5Mbpsで通信をしてくれてるサービスです。(3日で10GBまでの制限あり)
最大1.5Mbpsは、Youtubeの動画再生なら止まることなく視聴できるレベルです。
まとめると、楽天モバイルで電話番号を取得して、ネット閲覧や動画視聴はmineoのSIMで通信を行うということです。
今の組み合わせだと月々1,265円でスマホを使うことができます。
パケット放題Plusは、まだ新しいサービスですが使ったユーザー95%以上がおおよそ満足していると、日常生活でも特に不満を感じない速度を出しています。
気になる方は、パケット放題Plusのページのリンクを貼っています。
デュアルSIM・DSDS・DSDVの対応機種
次に、DSDSとDSDV対応機種を紹介します。
余談ですが、DSDSは少し前のデュアルSIMの種類です。
最近では、新しいデュアルSIMの種類DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)が出てきました。
DSDVの大きな特徴は、両方とも4Gで通信できることです。
今回は、DSDSとDSDV対応の機種を5つずつサラッと紹介します。
DSDS対応機種
DSDV対応機種
デュアルSIMをiPhoneで使用する場合
デュアルSIMをiPhoneで使用する場合、気をつけるべきことがあります。
日本のiPhoneはSIMカードを2枚入れることはできませんが、SIMカード+eSIMなら使用することが可能です。
iPhoneでeSIMを使う詳しい方法は、Apple公式ホームページに書いてあります。
まとめ
今回は、デュアルSIM・DSDSの設定やおすすめの格安SIMを徹底解説について解説しました。
デュアルSIMにすることで以下のことがわかりましたね。
- 今よりの格安でスマホが使える
- 個人用・仕事用で簡単に管理できる
まずは、今回オススメしたmineoのパケット放題Plusを見てどれだけメリットがあるか料金シミュレーションをしてみましょう。
少しでも本記事があなたの役に立てたのなら嬉しいです。