
プロが解説!自分でできるiPhoneの機種変更【格安スマホ乗り換えに】
「iPhoneの機種変更を自分でしたい」「格安SIMに乗り換えしたい」という場合、『何をしておけば失敗なくできるのか』が心配になることだと思います。
そこで今回は、iPhoneの機種変更でココだけは知っておいて欲しいポイントや簡単にデータ移行できる方法をまとめました。
是非ご自身でする機種変更の参考にしてみて下さい。
iPhoneの機種変更をする前の注意点
iPhoneの機種変更をする前に、いくつか必ず確認しておかないといけない事があります。
確認を怠るとデータの移行ができなくなってしまったり、消えてしまったりするので、順番に解説していきますね。
iOSのバージョンを確認
前提として、後述する「クイックスタート」でのデータ移行は、iOSが12.4以上の方しか使えません。
都度アップデートをしている方であれば、問題ありませんが、ご自身のiOSバージョンを確認しておきましょう。
ご自身のiOSのバージョンを確認する場合は、設定→一般→情報→バージョンで確認できます。
AppleID、パスワードの確認
出典:https://support.apple.com/ja-jp/HT201487
アプリをダウンロードするときに使う、AppleIDとパスワード。
「いつもFaceIDやtouchIDで認証しているので、パスワードがわからない・・。」という方いませんか。
AppleIDとパスワードがわからないと移行できませんので、必ず確認しておきましょう。
AppleIDの確認は、設定→一番上のご自身の名前をタップ→名前の下に小さく書かれているアドレスがAppleIDです。
また、AppleIDのパスワードが解らない場合は、変更が必要です。
変更の方法は、設定→一番上のご自身の名前をタップ→パスワードとセキュリティ→パスコード入力→新しいパスワードを決めて入力です。
パスコードの確認
出典:https://www.softbank.jp/support/faq/view/11903
こちらも、FaceIDやtouchIDを設定してから、「何で設定したかあやふやになっている・・。」という方が稀にいます。
パスコードは一番最初のロックを外すときに使う、4桁もしくは6桁の数字です。
このパスコードも、データ移行の際に本人確認として入力を求められますので、確認しておきましょう。
変更しておきたいという方は、設定→FaceID(もしくはtouchID)とパスコード→パスコードを変更→旧パスコード入力→新パスコードを2回入力で変更可能です。
ストレージの容量を確認
出典:https://support.apple.com/ja-jp/HT201656
今使っているiPhoneの容量が何GBなのかはご存知だと思いますが、使用中の容量も把握しておきましょう。
次のiPhoneを購入する際に、何GBを購入すればいいのかの参考になります。
確認方法は、設定→一般→情報→iPhoneストレージで確認可能です。
LINE、PayPayなど各種アプリの引き継ぎ
出典:https://time-space.kddi.com/mobile/20181203/2510
機種変更する前に、LINEなどの各種アプリの引き継ぎをしておきましょう。
各種アプリのIDやパスワードがわからないと、「LINEが消えた」「ゲームのデータが消えた」ということが起こりますのでご注意を。
iPhoneからiPhoneへの機種変更はクイックスタートがおすすめ
出典:https://time-space.kddi.com/mobile/20200107/2812
iPhoneの機種変更で1番面倒に感じることが、データ移行。
昔からiPhoneを使っている方は、「iPhoneのデータ移行ってPCかiCloudでしかできないし、面倒…。」と思っている方がほとんどかと思います。
しかし、「クイックスタート」が出来てから、iPhone同士のデータ移行が格段に楽になりました。
都度アップデートしている方であれば、ほぼ全てのiPhoneで「クイックスタート」でのデータ移行が可能ですよ。(iPhone5s以降の方はほぼ対象)
クイックスタートでの移行方法
- データ移行をする(新しい方)iPhoneを初期化する
- 新旧端末を横にならべると、旧端末に「新しいiPhoneを設定」というホップアップがでてくるので、続けるをタップ
- 新端末に青いマークが出てくるので、旧端末で読み取る
- 旧端末で使っていたパスコードを入力
- FaceIDもしくはtouchIDを設定
- iPhoneから転送をタップ
- 新旧端末を並べてデータ移行が終わるのを待つ
こちらで、データ移行完了です。
LINEなどのアプリは、本人確認やパスワードの入力が必要な場合があるので、アプリごとの表示に従いましょう。
格安SIMへ乗り換える際の注意点
格安SIMへ乗り換える際に注意しなければいけないポイントを解説していきます。
格安SIMで新しいiPhoneを購入したい場合
格安SIMでiPhoneを購入する場合、最新のiPhoneを手に入る事は難しいです。
例えば、現行の最新モデルである「iPhone12 Proが欲しい」という場合、Appleストアで購入するもしくは、auやドコモ・ソフトバンクで購入するといった方法しかありません。
また、格安SIMでは取り扱いがあっても低容量のiPhoneしか用意がないといったことが多いです。
「本体容量は256GB欲しい」という様な方は、Appleストアでの購入をオススメします。
ご自身が使用したいiPhoneが格安SIM会社で販売されているかを確認しておきましょう。
今使っているiPhoneをそのまま格安SIMで使いたい場合
「今使っているiPhoneが気に入っているのでそのまま使いたい」「比較的新しいので、このまま使用する」と言った方は、格安SIMを契約する前に確認しておかなければならないことが2つあります。
1.SIMロック解除をする
各キャリアで購入したiPhoneにはSIMロックが掛かっています。
何もせずにそのまま格安SIMで契約したSIMを挿しても使えないので、注意しましょう。
SIMロック解除の方法はこちらです。

2.auなどで機種を購入している方は、端末保証が無くなる
ソフトバンクやauでiPhoneを購入し、端末の保証に分割で入った方は、iPhoneの保証がなくなります。
故障してしまった場合には、実費での修理が必要となるので注意しましょう。
また、iPhoneを分割購入し、買い方サポートに入っている方も注意です。
(かえトクプログラム、トクするサポート+、スマホおかえしプログラム)
iPhoneの返却が必要な場合や買い替えしないと残額が一括で請求されるなど、確認しておかないと後悔するポイントがあります。
店頭やアプリで事前に確認しておいてくださいね。