
【2021年最新】電動キックボードで公道は走れる?免許なしの法律に変わった?
最近、電動キックボードが人気を集めています。
電動キックボードは小さく、都心では10分100円という安さでレンタルでき、誰でも乗れるので第4の移動手段として注目されてきています。
しかし、電動キックボードは法律で「原動機付き自転車」に分類されており、免許が必要なのか、ヘルメットの着用も必要ではないのかとルールがわかりにくいと感じる人も多いです。
実際には、ルール違反をして走行している人もおり警察に捕まっている人もいます。
そこで今回は、電動キックボードの現在の法律とこれからの法律について解説します。
目次
2021年6月現在、電動キックボードは公道を走れるのか?
結論から言うと、電動キックボードで公道は走れます。
しかし、法律で「原動機付き自転車」に分類されている以上、色々なルールがあります。
子供が使うキックボードと同じ感覚で自由に乗っていると警察に捕まってしまったり事故に巻き込まれてしまうのでここはよく見てください。
公道を走る場合に必要な条件
-
- 必要な免許 小型特殊免許or普通車免許
- 電動キックボードの種類 公道仕様の電動キックボード
- ナンバープレートの取得
- 自賠責保険の加入
- 免許携帯やヘルメット着用の交通遵守
電動キックボードを公道で走るには、上の条件が必要になってきます。
ここで注意して欲しいのは、小型特殊免許が必要ということです。
電動キックボードは「原動機付き自転車」であるものの、原付免許だけでは電動キックボードに乗ることができません。
普通車免許を持っている場合は、普通車免許だけで電動キックボードに乗ることができます。
公道仕様の電動キックボードってなに?
次に公道仕様の電動キックボードとは、フロントライト、サイドミラー、ウインカー、前後タイヤのブレーキ、などがついた電動キックボードです。
通販で、これを満たす電動キックボードはまだ少ないです。
公道を走りたいなら通販で「公道走行キット」が売られていますので、そちらを購入して取り付けると公道も走ることができます。
後は、原付で必要な手続きと変わりありません。
電動キックボードは自転車ではないので注意
電動キックボードを自転車と勘違いして乗っている人も多く
- ナンバープレートもなし
- ヘルメットの着用してない
- 二人乗り
- 横断歩道でお構いなしで走る
- 免許不携帯
で実際に捕まっている人もいました。
最近では「交通マナーがなっていない」とニュースで取り上げられています。
これは、海外の電動キックボードに乗っている人がそういう乗り方をしている影響と感じます。
日本は、海外と比べて電動キックボードに関する法律が厳しいです。
自転車感覚で乗っていると、いつか警察に捕まってしまうことがあるので注意してください。
そんな電動キックボードには厳しい日本ですが、最近ではその規制を緩和する動きも出てきました。
2021年6月時点での電動キックボードに関する法律
2021年6月時点で、電動キックボードに関する規制が緩和されています。
- 運転時のヘルメット着用は任意
- 普通自転車専用通行帯の走行を認める
- 自転車道の走行を認める
- 「一方通行、ただし自転車を除く」となっている道路で自転車同様に双方走行(いわゆる「逆走」)を認める
しかし、これは特例であり対象区域が決まっています。
東京23区では一部で実施されており、大阪市、福岡市、千葉市、など地方でも中心部だけの対象です。
自分の住んでいる場所は、特例の対象区域かしっかり調べてから電動キックボードに乗りましょう。
熊本県で電動キックボードは走れるのか?
私の地元熊本県で電動キックボードは走ることができるのか?調べてみました。
熊本県は電動キックボードの特例対象区域ではありませんでした。
なので、熊本県で電動キックボードに乗るときは、公道を走るときに必要な条件が適応されます。
- 必要な免許 小型特殊免許or普通車免許
- 電動キックボードの種類 公道仕様の電動キックボード
- ナンバープレートの取得
- 自賠責保険の加入
- 免許携帯やヘルメット着用の交通遵守
が必要になります。
実際に電動キックボードで、熊本県内を走っている人もおりSNS画像でアップされていました。
その方を見ると、ナンバープレートもウインカーもブレーキもありましたのでちゃんとルールを守っていました。
現行の法律とこれからの法律
現在、特例で出ている電動キックボードの規制緩和は試験的に導入されており、これからの法律が変わるかもしれません。
下の表で、現在の法律とこれからの法律をまとめてみました。
現在のルール | 新ルール | |
分類 | 「原動機付き自転車」 | 時速15キロ以下なら「小型低速車」 |
どこを走れるか | 車道のみ | 車道や路側帯や自転車専用レーンも走行可 |
免許とヘルメット | 乗る時は免許携帯、ヘルメット着用 | 運転免許不要、ヘルメット着用促進 |
歩道は走行可能か | 走行不可 | 時速6キロ以下なら走行可能 |
時速15キロを超えると | 現在のルールと同じ | 現在のルールと同じ |
新ルールでは、自転車のように使うことができるようなルールに変わっていることがわかります。
しかし、15キロ以下の走行限定です。
15キロ以上になると、現在のルールが適応されるので注意してください。
私の感想は、観光したい人にはオススメと感じます。
歩くには遠いけど、車を使う距離でもないところに電動キックボードは最適です。
歩いて観光の場合は、交通機関の時間も把握して行動しないといけません。
しかし、電動キックボードがあれば自分が満足いくまで観光できますし、移動距離も上がり1日観光でも多くの場所を訪れることができるでしょう。
法律が緩和されることで、観光名所に気軽に足を運んでもらえる乗り物になるといいですね。
現段階では特例的に認められている電動キックボードも
公道仕様の電動キックボードは、価格も10万円以上します。
いますぐに、電動キックボードを試したいと感じるあなた。
今は電動キックボードもシェアする時代です。
「LUUP」というアプリがあります。
「LUUP」は現在、渋谷、新宿、六本木、大阪キタ、ミナミに電動キックボードのポートが展開されています。
利用も簡単で、ポートに行きQRコードを読み込んで、目的地まで行くだけです。
なお、こちらは電動キックボード特例対象区域になるので自転車専用通行帯やヘルメットも任意で走ることができます。
料金も安く、初乗り10分100円で10分以上の利用は1分15円。
つまり、30分で400円。1時間で850円と1000円もかからず利用できます。
あなたも電動キックボードという未来の乗り物を格安で体験してみませんか?