• HOME
  • レビュー
  • 携帯ショップ店員が解説!楽天モバイルのメリット/デメリット

携帯ショップ店員が解説!楽天モバイルのメリット/デメリット


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/

「日本のスマホは高すぎる!」のセリフでおなじみの楽天モバイル。

2021年4月〜のRakuten UN-LIMIT VIでは、1GBまでなら基本料金が無料、専用アプリを使えば通話も無料です。

とにかく料金が安いという点で有名ですが、楽天エリアの電波が狭い・電波がつながりにくいというデメリットもあります。

そこで今回は、楽天モバイルのメリット・デメリットを携帯ショップ店員の立場から解説したいと思います。

他社携帯会社と比較!楽天モバイルのメリット

  • 基本料金が3ヶ月無料
  • 3ヶ月後も1GBまでなら無料
  • シンプルな料金プラン(最大税込3,278円)
  • 楽天エリアならデータ通信が使い放題
  • 楽天Linkアプリからの発信で通話料無料
  • SPUが +1倍になり楽天市場でのポイント付与率が上がる
  • 実店舗でのサポートが受けられる

シンプルな料金プラン&基本料金が3ヶ月無料


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/

大手3キャリアの料金プランは複雑で解りにくいですが、楽天モバイルの料金は1つだけ
データ使用量に合わせて3段回で料金が変動します。

1GB未満の使用だと基本料金が永年無料なので、「ほとんどWifiの環境でしか使用しない」という方は無料でスマホが使えてしまいます。
3GB未満で1,078円、20GBを超えて使用しても3,278円と他の携帯会社の格安プランと比較しても圧倒的な安さです。

2021年6月現在、楽天モバイルでは基本料金が3ヶ月無料で使えるキャンペーンを行っています。
最初の3ヶ月間は20GB以上使っても基本料金はかからないので、「一度お試しに使ってみたい」という方にもオススメです。

楽天回線エリアならデータ通信が使い放題


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/#area

楽天回線エリア データ通信無制限
パートナー回線エリア データ通信5GBまで

楽天モバイルでは2つのエリアがあり、どちらに繋がるかでデータ通信の上限が異なります。

自前回線の楽天回線エリアに接続されている時には、データが無制限で使用可能。
速度制限にかかってしまい、「動画がみれなくなってしまった」といったことはありません。

自宅が楽天回線エリアであれば、データ通信が無制限なので、Wifiルーターとして契約するといった使い方もアリだと思います。
自宅にネット回線を引くと、月々約5000円はかかりますし、工事費や違約金もかかります。
楽天モバイルは解約金がかからないので、工事いらずで解約金もかからないのは良いメリットですね。

一方、auの電波を使うパートナー回線エリアにつながっている場合は、月間5GBの制限です。
5GB以上利用した場合は、1Mbpsの制限がかかり、データ通信が遅くなります。
だたし、みなさんがauやドコモで速度制限にかかった時の速度は128Kbpsであることが多いので、1Mbpsは「いつもの制限よりマシだな」と感じられると思いますよ。
1Mbpsの速度でもLINEの文字送信やYoutube(標準画質)の閲覧は問題なくできるので、大きなストレスにはなりにくいでしょう。

楽天Linkアプリで通話無料


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/rakuten-link/

楽天モバイルには「楽天Link」という通話が無料になるアプリが用意されています。
通常の電話アプリからではなく、楽天Linkからの発信だと相手がどの電話を使用していても通話料金無料です。

ドコモなどのように、月額〇〇円プラスでかけ放題というわけではなので、通話をよくする方は嬉しいサービスですね。
ただし、一部対象外の番号(0570など)もあるので注意してください。

SPUが+1倍になる


出典:https://event.rakuten.co.jp/campaign/point-up/everyday/point/

楽天市場でのお買い物時にポイント付与率が上がる制度として、スーパーポイントアッププログラムというものがあります。
楽天モバイルを保有していると、ポイント付与率が1%増えるので、楽天でよくお買い物する方は契約して損はないです。

上記にも記載しましたが、1GBまでの使用でしたら基本料金がかかりません。
持っているだけでポイントが1%増えるのは楽天ユーザーにはありがたい制度です。

実店舗のサポートが受けられる

出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/shop/?l-id=gnavi_shop

全国に店舗があり、ショップの店員さんに対面でわからないことを聞けます。
大手の携帯会社と同じく、機種変更や新規の契約が対面でできるので、安心して申し込みができますね。

他社携帯会社と比較!楽天モバイルのデメリット

  • 楽天エリアが狭い
  • パートナーエリアでのデータ使用は5GBまで
  • お客さまサポート(チャット)が酷い

楽天エリアが狭い


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/#area

首都圏や関西ならまだしも、地方には楽天回線エリアは限られた箇所しかありません。
というか、地方はほとんどパートナー回線エリアになります。

2021年夏までに人口カバー率96%を目標にしているそうなので、今後に期待して待つこととしましょう。

パートナーエリアでのデータ使用は5GBまで


出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/#area

上記にも記載しましたが、地方には楽天回線エリアがほどんどないので、必然的にパートナー回線エリアに接続することになります。

パートナー回線エリアにつながるということは、月間5GBまでしか制限なくデータ通信が使用できません。
同じ料金を払っているのに、場所によってデータ通信の使える量に差がでてしまうのは残念なところです。

チャット問い合わせが酷い

「契約のちょっとしたことを聞きたい」というときに、チャットで問い合わせをすることがあるかと思います。

どこも携帯会社にもチャットでの問い合わせがあり、通常すぐに返信がもらえますが、楽天のチャットサポートは返信にかなりの時間がかかります。
私も問い合わせをしたことがありますが、自動メッセージで回答が来るのみで解決にならず、待てど暮らせど返信が来ませんでした。

電話問い合わせもありますが、繋がりにくく、サポート体制があまり整っていない印象をもちました。

ショップ店員から見た楽天モバイルの評判

楽天モバイルは基本料金が安く、料金プランは1つだけと解りやすいので「自分にはどの料金プランが良いのかわからない」ということがありません。
あまり使用しない方もよくデータ通信を使用する方もワンプランなので、プランに悩むことがなく契約ができます。

例えばauでは、1年の間に新旧プラン合わせて10以上のプランがあり、「自分がどのプランに入っていて何の割引を受けているのか」を理解できているのは、
よほど詳しい方かショップ店員ではないと難しいと思います。

その点、楽天モバイルはワンプラン。
旧プランに入っていた方もで現行のRakuten UN-LIMIT VIに自動で変更されるのでプランに悩むことがないのは良い点だと感じました。

一方、地方では楽天回線エリアがあまりなく「電波がない」「通信が遅い」と言った声をよく聞きます。
「楽天モバイルに乗り換えたけれど、やっぱり電波がなくて使えなかった」というお客様がよく来店されるので、気になっている方は一度サブ回線としてお試ししてみることをオススメします。

ご自身の住んでいるところが、「楽天回線エリアで問題なく通信できる」という方や「ある程度自分で契約ごとができる」といった方は楽天モバイルを検討してみてもいいかもしれませんね。

関連記事