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LGの2画面スマホをTwitter用最強端末にする活用術

最新の高性能スマホを買ってもTwitterしかしないTwitter漬けの方々なら、ユニークな2画面スマホを手にしてももちろん、まずはTwitterに活かせないかと考えるはずです。


2画面スマホと言っても色々ありますが、今回取り上げるのはLG製の2画面スマホで使える活用術です。日本では、2019年12月にソフトバンクから発売された「G8X ThinQ」に始まり、「V60 ThinQ」「VELVET」と3機種が立て続けに発売されています。

一発屋で終わりがちな2画面端末としては珍しく続いている方ですが、「単体では普通のスマホ、専用ケースを装着したら2画面」という現実的なスタイルに落とし込んでいることが秘訣かもしれませんね。

この記事では、最新の「LG VELVET L-52A」(ドコモ版)を使っていますが、仕様上、G8X ThinQやV60 ThinQでも同じことができると思われます。

この記事を読むとできること


今回紹介する使い方は、「2画面を活かして、2カラム表示のTweetDeckをスマホで使おう」というものです。

TweetDeckといえば、ヘビーユーザーから長年支持されているブラウザベースのTwitterクライアントです。(厳密にいえば違いますが)かつての「User Streams API」のようなリアルタイム更新ができること、複数のアカウントを運用しやすいことに加えて、TLやリストなど、複数の「カラム」を自由に並べて表示できるカスタマイズ性の高さも魅力です。

以下で紹介する2つのアプリを組み合わせれば、「TweetDeckをスマホで使う」「2画面に広げてスマホで2カラム同時に見る」ということが可能になります。

スマホ版TweetDeckこと「MarinDeck」


先に紹介した通り、TweetDeckはブラウザベースのTwitterクライアントです(大昔はアプリ版もありましたが)。これはメリットでもデメリットでもあり、特にUser Streams APIが終了してからは、TweetDeckの外観や機能をカスタマイズしてネイティブアプリのように扱うラッパーアプリが台頭してきました。代表的な例としてはWindows/Mac向けの「Tweeten」があります。

このようなラッパーアプリはデスクトップ向けが大半でしたが、中には魔改造してスマホ用の「自動で流れるTwitterクライアント」をTweetDeckベースで実現してしまおうとする強者もいて、数年前に「TJDeck」というAndroidアプリが生み出されました。この手のものはしばらく鳴りを潜めていましたが、2021年になって再び彗星のごとく現れた最新アプリが「MarinDeck」です。

かつてのTJDeckなどと同様に、TweetDeckのUIをうまく整形してスマートフォンに最適化させています。ユーザーからの要望も積極的にキャッチアップしているようで、ツイートの投稿だけ公式アプリに遷移させたり、横画面では2カラム表示に切り替えたりと細かな設定ができます。

MarinDeck(Playストア)

画面をつなげて使うには非公式アプリが必須


LGの2画面スマホは、左右の画面それぞれで別々のアプリを動かす使い方が基本になっています。ケースで画面を増設するという構造的に、画面の間が広く空いてしまうためか、2枚の画面をつなげて1枚の大画面として使う「ワイドモード」はあまり重視されていません。

オフィシャルな使い方では、ワイドモードを使えるアプリはブラウザの「Google Chrome」ぐらいです。しかし、有志の方がPlayストアで公開されている「WideMode for LG」というアプリを入れると、クイック設定パネル経由でどんなアプリでも強制的にワイドモードにできるようになります。

WideMode for LG(Playストア)

MarinDeck+WideMode for LGで2画面を活用


さて、ここまで読んで察しがついた方もいるでしょう。まず、MarinDeckの設定で縦画面時の表示列数を2カラムに切り替え、その後でWideMode for LGを使ってMarinDeckを拡大表示します。

すると、左画面にTL、右画面にリストなど、通常のスマートフォンでは考えられないスタイルでTwitterを監視できます。もちろんTweetDeckベースなのでどちらかのカラムで返信を打っている途中でももう片方をスクロールして最新のツイートを追えますし、フォロー数が多くTLの流速が速い人や実況勢なんかでも、これならスマホで快適にTwitterができるかもしれませんね。

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