
「Surface Laptop Goのキーボードいいな」って人向けのIME設定
マイクロソフトの新型ノートPC「Surface Laptop Go」が2020年10月13日に発売されました。Core i5にメモリ8GBで10万円以下というコストパフォーマンスの高さ、13.5型で3:2液晶というコンパクトサイズ、廉価機とは思えない上位機種譲りの質感など魅力の多い機種ですが、特に注目を集めたのは「キーボード」ではないでしょうか。
Surface Laptop Goの日本語キーボードは、これまでのSurfaceシリーズとは違う新しい配列が採用されています(と言いつつ、英語キーボードの画像しかなくてすみません)。
一般的なWindowsノートPCなら、スペースキーの左右には変換/無変換キーがありますが、Surface Laptop Goではこれを廃止し、代わりに日本語入力をオフにする「A」キーと日本語入力をオンにする「あ」キーが追加されました。言ってしまえばMacと同じ配置です。
エントリー機だからPCの知識がなくても分かりやすい配置にしたのか、それとも今後のSurfaceシリーズを新配列に切り替えていくのかはまだ分かりませんが、この配置の良さをよく知っているMac出戻り組のWindowsユーザーとしては大歓迎。
この配置だとポジションを崩さないまま親指で速やかに入力を切り替えられるというメリットに加えて、打ち始める時に日本語入力がオンになっているかオフになっているかを確認する必要がなく、とりあえず入力したい方を押してしまえば元の状態に関わらずミスが起きないんですよね。良いことづくめです。
Surface Laptop Goを買う予定はないけど、あのキーボードを使いたい人向けの設定方法
さて、「Surface Laptop Goを買う予定はないけど、他のWindowsノートもこうなればいいのに」と思う人もきっといると思います。結論から言えばそういう設定は可能で、私も実際に使っているので設定方法をご紹介します。
MS IMEの場合
Windowsにプリインストールされている「MS IMEをお使いの場合、今春に配信されたWindows 10 May 2020 Update(バージョン2004)以降を使っていれば簡単に設定できます。
2020年春のWindows 10の大規模アップデートでMS IMEも一部機能が変更されており、キーのカスタマイズが簡単にできるようになりました。
MS IMEの設定画面から「キーとタッチのカスタマイズ」を開き、「各キーに好みのキーを割り当てる」をオンにします。そこで変換キーの機能を「IME-オフ」、無変換キーの機能を「IME-オン」にすれば、Surface Laptop Goのような操作になります。
なお、それ以前のバージョンでも同じような設定はできます。キー設定の編集画面がごちゃごちゃしているので少し分かりにくいかもしれませんが、各キーに割り当てる機能は同じです。
Google日本語入力の場合
他のIMEを使っていてもこのような設定はできます。私はGoogle日本語入力を使っていますが、「キー設定」→「編集」から設定できました。
MS IMEの場合ほどシンプルではなく、変換中や入力文字なしの場合など、状態別にキーの挙動を設定する必要があります(カスタマイズの幅が広いということでもありますけどね)。設定が必要な部分をまとめると以下の4項目です。
入力文字なし/Muhenkan → IMEを無効化
入力文字なし/Henkan → ひらがなに入力切替
直接入力/Henkan → ひらがなに入力切替
変換前入力中/Henkan → ひらがなに入力切替