
Suica対応スマートウォッチ「wena 3」はバンドだけでも使える
ソニーの新型スマートウォッチ「wena 3」が2020年11月に発売されます。
wena wristシリーズの後継機種で、バンド部分に機能を詰め込むことで好みの時計(ヘッド)と組み合わせてスマート化できる「ハイブリッド型スマートウォッチ」というコンセプトはそのまま、待望の「Suica」対応や紛失防止タグ「MAMORIO」の内蔵、音声アシスタントを利用できる「Alexa Built-in」対応など、スマートウォッチとしての機能をさらに充実させました。
特にAndroidユーザーにとっては、Suica対応スマートウォッチは待ちに待ったものです。現状、これができるのはGARMINの一部機種とwena 3だけ。どちらもモバイルSuicaとは切り離された独自実装でSF利用のみ(定期不可)ですが、それでも使ってみたい人は多いのではないでしょうか。
私もぜひwena 3を買って、手首をかざすだけでスマートに改札を通ってみたい!……と思ったのですが、そもそも腕時計自体はあまり必要としていない(着ける習慣がない)んですよね。
wena 3本体(バンド部分)は3万円前後で買えますが、ヘッドは別売り。純正で揃えるならそれなりの値段になってしまいます。ハイブリッド型スマートウォッチというコンセプトを否定するような話ですが、アナログ時計は別にいらないからバンドだけで使えないかなと思いました。実はそれ、できるんです。
wena 3には、素材と一部構造が異なるラバーバンド、レザーバンド、メタルバンドという3種類のバリエーションがあります。そのうち、ラバーバンドまたはレザーバンドなら単体で使えます。
ちなみに、画面が付いているコア部分はどのモデルでも同じですが、バックルの構造などが異なり、後から他のタイプに組み替えることは基本的にできないようです。
製品画像を見ると分かりやすいのですが、wena 3 rubberとwena 3 leatherはヘッドを取り付けていない状態でもバンドが一周していて、単体で装着できる形状になっています。メーカーとしてもそのような使い方を想定してはいるようで、最廉価モデルとなるwena 3 rubberの説明には「スマートバンドとしても使える」と明記されていました。
wena 3のバックル部分には従来よりも大きなディスプレイが搭載されていて、通知やSuica残高などを表示できます。高性能スマートバンドとして、あえてヘッドを取り付けずに使っても違和感はないでしょう。