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謎の「HDMIキャプチャーデバイス」でAndroidスマホを外部ディスプレイとして使ってみる

2020年の春頃から、SNSや通販サイトでよく目にするようになった「HDMIキャプチャーデバイス」。これを使ってスマートフォンやタブレットをディスプレイ代わりにできるらしいので、試しに買って遊んでみました。


HDMIキャプチャーデバイスは、HDMI経由で入力された映像を、Webカメラなどに使われるUVC(USB Video Class)という規格に変換してくれるUSBドングル型のデバイスです。中華製のノーブランド品で、だいたい1,000~2,000円ぐらいで売られています。

以前から存在はしたのでしょうが、コロナ禍のリモートワーク需要などによって「HDMI出力が可能なデジカメがあればWebカメラ代わりに使える変換アダプター」という体で急速に広まりました。実際、各メーカーがWebカメラ化ツールを出す前に存在を知った人はそこそこ重宝したのではないでしょうか。

そう聞くとリモートワーク特需によるWebカメラ枯渇からの救世主のように見えますが、実際はそんな立派な目的で開発された物ではなく、もっときな臭いアングラなデバイスです。多くは語りませんが、これってHDCPがかからないんですよね……まあ、本来作られた目的はそういうことだったのでしょう。


そんな話はさておき、つまりはHDMI出力ができるデバイスなら何を繋いでも良く、Webカメラ以外にも色々な使い方ができます。そして、UVCを流す側の端子はUSB Standard-A(オス)になっていますが、これをUSB Type-Cに変換してしまえば、接続先はPCだけでなくAndroidスマートフォン・タブレットでも良いでしょう。スマートフォンやタブレットにHDMI入力ができるという、ありそうでなかった便利アイテムなのです。


試しに、ノートPC(ThinkPad X1 Carbon)のHDMI端子から映像を出力し、Type-C変換アダプタ(Pixel 4aの付属品)を介してAndroidスマートフォン(Pixel 4a)に接続してみました。

Android端末はUVCの信号を受け取っても標準では特に行き場がないので、これを読んで映像を表示するためのアプリが必要になります。幸いなことに、ドローンを操縦する際に一人称視点の映像をスマホに出す方法としてUVCがよく使われているようで、PlayストアでUVC対応アプリを探したらすぐに見つかりました。今回は「Go FPV」と「FPViewer」という2種類のアプリを使ってみましたが、どちらでも問題なくPCから出力された映像を表示できました。

画質や遅延を考えるとあまり日常的に使いたいとは思えませんが、たとえば余っているタブレットをサブディスプレイとして有効活用したり、普段はモニター無し(ヘッドレス)で運用しているサーバーをメンテナンスする時に簡易ディスプレイとして繋いだりはできそうです。PC側にはドライバーや専用ツールが一切必要ないのも利点ですね。

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