LTE-M対応のGPSトラッカー「AirBolt」がKickstarterに登場

LTE-MとNB-IoTに対応したGPSトラッカー「AirBolt」が、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場しました。All or Nothing方式のプロジェクトですが、すでに目標金額を達成しており、2020年12月以降に発送予定です。


安価な紛失防止タグはBLEビーコン(Bluetooth)を使った方式が主流で、いわば「すれ違い通信」。そのタグのためのアプリを入れているユーザーとすれ違い、BluetoothをONにしたスマートフォンに捕捉された時にはじめて紛失物の場所が分かる物なので、ユーザー数が少なかったり、人口密度が低い地方だったり、あるいは移動速度の速い乗り物の追跡などには不向きです。

AirBoltはLTE-MとNB-IoTに対応し、GPS測位機能を備える単体で通信可能な忘れ物防止タグなので、対象物やエリアを問わず効果を発揮しやすいでしょう。IoTデバイス向けの省電力通信規格を使っているため、小型かつ単体でネットワーク接続できるタグとしては電池持ちも良く、12ヶ月に一度の充電で良いとしています。


通信機能を利用するには、毎月10ドルで世界中で利用できる専用のサブスクリプションサービスへの加入が必要です。Kickstarterでの支援者には、半額となる4.99ドルのランが用意されます。なお、未加入の状態ではLTE-MやNB-IoTでの通信はできませんが、BLEビーコンを使った一般的な紛失防止タグとして使えます。

AirBolt本体は約21gの小さなピック型。防水対応で、連続稼働期間は最大12ヶ月。USB Type-C端子を備え、再充電が可能な作りです。


製品化後の価格は、149.95米ドル(約15,900円)となる見込みです(※通信契約を除く)。Kickstarterでの支援者は、約45%オフとなる115豪ドル(約8,700円)以上の支援でAirBoltを1台入手できます。

「AirBolt」をKickstarterで見る

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