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クロモリロードバイク「ORCC32」が納車されました

パナソニックのロードバイク「ORCC32」を買いました。先日納車されたのでとりあえず見せびらかしておこうと思います。こいつまた自転車買ったのか。


パナソニック(パナソニックサイクルテック)のスポーツサイクルはPOS(Panasonic Order System)という受注生産のみなので店頭で実車を見かけることはほぼない上に、フレーム材質はクロモリかチタン、つまり現代の競技シーンとは無縁の趣味の乗り物なので、レースの世界や速さに憧れてロードバイクに触れる人はまず選ばないでしょう。

私は乗り物は大好きですが、本質である「移動」という行為から切り離された「純粋な競技用の乗り物」にはあまり興味がないのです。たとえば、たまのサーキット遊びでしか心の底から楽しめず、公道ではかえってフラストレーションが溜まるようなモンスターマシンを所有したいとはあまり思いません。

自転車で言えば、ピチパンの正装で乗らないと不釣り合いに感じてしまうような最新の高性能カーボンバイクを買うよりは、気楽に付き合えて日常に華を添えてくれるクロモリに惹かれます。そうは言っても、パナソニックのクロモリ(通称パナモリ)には、90年代のロードレースでの活躍や現代まで続く競輪フレームとしての栄光もブランドストーリーに刻まれており、マニア心をくすぐる部分ではあります。

春頃から「ロードバイクを買おう」とは決めていて、どんな自転車を買おうかとあれこれ考えていました。なんでもそうですが、結局買うまでの悩む・選ぶ時間が一番楽しいんですよね。

トラディショナルなホリゾンタルフレーム(トップチューブが地面と水平なフレーム)の美しさに惹かれていたので、そこは外せない条件。今から買うならディスクブレーキ?となると一気に選択肢が減るな……と考えていくうちに、「やはりクロモリならリムブレーキの方が美しいのではないか」という結論に。

ディスクブレーキにするとどうしても剛性確保のために太いカーボンフォークになりますし、ディスクブレーキを採用するような現代的な設計だとフレームもオーバーサイズチューブになりがちです。昔ながらの美しいクロモリフレームが欲しいということで、時代に逆らって今回はリムブレーキを選びました。


POSの現行ラインナップでは、ORCC22/FRCC22以上はカーボンフォークなので、この時点でORCC32/FRCC32またはFRCC42の2車種に絞られます。

そして、最廉価車種のFRCC42はBB下がりが大きい低重心なジオメトリなので、ロードバイク的な走りを期待するなら少し違うのかなと。そんなわけで、ORCC32を6月下旬に注文しました。


注文から約1ヶ月、いよいよ納車となりました。POSの自転車は受注生産ですが、注文から14営業日前後で店舗に到着、そこから組み立てという流れなので1ヶ月程度見ておけば良いそうです(チタンだと+1週間程度)。

105仕様の完成車で233,000円(税別)、今回は追加料金の発生しないカラーでペダルなしの注文だったので、そこから-11,000円でした。受注生産にしてはかなり早いし安いですよね。


POSはフレームカラーの選択肢が豊富です。複数の色を組み合わせられるカラーパターンもありますが、あまり凝ったことをすると飽きたりパーツをコーディネートしにくかったりするかなと、「クラシカルペールブルー」(1C-V6)単色に白ロゴでシンプルにまとめました。


余談ですが、アウターケーブルやバーテープの色まで選べるのにコンポをシルバーにできないのは惜しいですね……クロモリだと、雰囲気的に105ならシルバーを選びたい人も多いはず。

まあ、クロモリフレームに現代的なパーツを組み合わせたネオクラシック路線もかっこいいですし、そういう方向性を目指すには黒で統一してあるのも悪くないかなと思っています。G3組のホイールを入れたいので好都合です。


TIG溶接ではなくラグで組まれたフレームです。「ロストワックス・ストレートドロップエンド」というエンドの造形も美しい……ただし交換できない構造なので破損には注意。


細身のフォークにいかり肩のフォーククラウン。現行モデルとは思えない雰囲気ですが実に良いです。


完成車に付いているパーツってあまり良い物ではないでしょ?という先入観がありましたが、国産パーツが中心のいい感じの構成になっていたのは嬉しい誤算でした。

ハンドル・ステム・シートポストはいずれも日東で、M106 SSB、UI-22、S65が装着されています。M106 SSBとUI-22は公式サイトにはパナソニック特注カラーとのこと。どちらもブラック自体は市販されていますが、何か違うのかな?


ヘッドパーツはタンゲのTechno Glide。さすがに上位モデルではなく普通の「Techno Glide RDC」ですが、なかなか悪くない物が付いています。


標準装着タイヤはPanaracerの「RACE A Evo4」(25c)でした。これまた意外に良い物が付いていてびっくり、1本5,000円ぐらいするレーシングタイヤですね。

ちなみに、結構混同している人がいますが、パナソニックサイクルテックとパナレーサーは別会社ですし、パナレーサーはもうパナソニックグループじゃないんですよ。でもやっぱり、歴史的背景からパナモリにはパナレーサーを履かせたい気はします。


ホイールはシマノのWH-RS300。鉄下駄の一個上のやつでしょ?程度にしか思っていませんでしたが、よく見るとストレートのエアロスポークで意外に良さげ。スポーク本数もフロント16本・リア20本と少なくかっこいいですよ(と言いつつ、最初に変えるのはホイールかも)。


意外と良いパーツで組まれていたパナモリ完成車、付属品も面白いです。フレーム番号・オーナー名入りのラミネート加工されたジオメトリ図が付いてくるのは、フルオーダーもやっている兼ね合いでしょうか。次回以降の参考になりそうです。

パナソニック製の乾電池式ライトやベル、ワイヤー錠も付属しているのでとりあえず何も買い足さなくても乗れますが、鍵は貧弱なのでおすすめしません。サブとして使いましょう。

あと、取扱説明書がパナソニックの家電そのまんまなスタイルなのは思わず笑ってしまいました。フレームセットで買った人によると、箱もそんな感じらしいですね。


ライトとベルは付属品を使わず、別途購入した物を使っています。

ライトは他の自転車との使い回しを考えて「VOLT800」に変更。パナソニックの自転車にキャットアイのライトを付ける背徳感……は特に感じていません。

ベルはKNOG Oiの上位版「Oi LUXE」。悪目立ちはせず高級感があり、音色も素敵です。

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ペダルは信頼の三ヶ島製作所(MKS)。使ってみたい物がいくつかあって迷いつつ、車種問わず評判の良い「ALLWAYS」を買ってみました。

トリプルシールドベアリングでハンドスピナーのようによく回るのはMKSなら当然として、そこまでMTBペダルほど攻撃性は高くない靴底に優しいピンなのに、とても良く食い付きます。一見それほど変わった形状ではないのですが、絶妙なバランスで設計された逸品ですね。

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納車はされたものの、あいにくの長梅雨でまだほとんど乗れていないのが現状。梅雨が明けたら仙台近辺の行ってみたいところをORCC32で回ろうと思います。輪行用のBROMPTON S1Eも買ったばかりですし、2台体制で当分楽しめそうです。

Source:パナソニック

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