バイバイMX ERGO、おかえりM570t

約2年半使ってきた「MX ERGO」が限界を迎えたので、トラックボールを新調しました。


MX ERGOは、2017年9月に発売されたロジクールの親指トラックボールです。基本的にマイナージャンルで新製品に飢えているトラックボーラー達にとって、Bluetooth対応、複数のマシンを行き来して使いやすい「Logicool Flow」、そしてまさかの「MX」シリーズに属するハイエンドトラックボールの誕生と、さまざまな要素が注目される期待の新製品でした。

また、親指トラックボールが元々持っている「手首の負担が少ない」という長所をさらに伸ばすために、傾斜を付けたエルゴノミクスデザインも特徴です。MXシリーズのブランド力もあって、これまでトラックボールなんてニッチなデバイスには見向きもしなかった・知らなかったような層にも認知され、ある意味エントリーモデルよりも裾野を広げた機種だったのではないかなと思います。


私は発売直後には飛びつかず、MX ERGOを購入したのは2018年2月でした。それから2年半、他のトラックボールを試した時期を除けばほぼずっとメインで使ってきました。

チルトホイールがあること(当たり前のようでトラックボールだとそうでもないんです)、押しやすい位置にある減速ボタンで細かな操作をしやすいこと、Unifyingレシーバーから解放されること、乾電池式ではなく充電して使えることなど、気に入っている部分も多々あります。


一方で、1年も経てばみすぼらしい姿になる外装、快適な操作性を保つ上では必須の「ボールを外して掃除」がしにくい構造などの不満点もありました。外装は本当に劣化が早く、ラバー塗装はボロボロ、ソールは剥がれ、金属プレートの裏面にはサビまで浮いてきています。

中でも、金属プレートとマグネットを使った中途半端な角度調整機構は大嫌い。平ら派でも斜め派でも結局、ある程度使って慣れたら大きくポジションを変えることなんてほとんどないんですよ。

この構造だとガッチリ固定されるわけではないので力の入れ具合でガタンと切り替わってしまうことがありますし(3Dプリンター製のスペーサーで埋めて固定していました)、無駄に重くなる上に汚れも溜まり、持ち歩きにも不向きな形状になります。

もし次があるのなら、高級機なのですしちゃんとした角度調整機構を付けるか、あるいはきっぱりと売りのエルゴノミックな角度で固定して欲しいと個人的には思います。


さて、外装がボロボロなのは我慢して使ってきましたが、とうとう中身にもガタが来たようで、最近はカーソル飛びがよく発生するようになってしまいました。掃除、再ペアリング、ソフトウェアのアップデートなど一通りのことは試してみましたがダメ。保証期間ももう過ぎていますし、そろそろ時期かなと買い換えることに。

買い換えと言っても、この2年半の間にMX ERGOを超えるような製品が出てきたわけでもなく、かと言ってまた1万円以上出してMX ERGOをおかわりするほど手放しで褒められるわけではない(それでも次回作があれば買いますが)……そんなわけで、旧式の「M570t」に戻ることにしました。


「想像より遥かに快適」らしいです。初期のM570が出てから10年、もう何台も買っているのでたぶん想像通りだと思います。


「logi」ロゴになった現行品は初めて買いましたが、それ以外は見慣れた物です。電池駆動だし、Unifyingでしか使えないし、チルトホイールもLogicool Flowも減速ボタンもない。ボタンの操作感もボディーも極めてチープで「MX ERGO」のような高級機と比べるまでもなく今時の製品には見劣りしますが、それでも、要となるボールの操作性と手に馴染む形状だけは一級品です。

そろそろいい加減、M570相当のスタンダードモデルもモデルチェンジしないのかな(願わくばBluetooth・充電式バッテリー・チルトホイールあたりの機能が欲しい)と思いつつ、またピンと来る新作トラックボールが出てくるまでは使い慣れたM570tを使っていこうと思います。

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