
楽天モバイルに新たな罠。「Rakuten UN-LIMIT」ユーザーは今すぐ「my 楽天モバイル」の設定をチェックしよう
何かとお騒がせな楽天モバイルですが、最近行われたとある仕様変更が既存ユーザーへのトラップのようだと不満の声が上がっています。あまり目立たないようで引っかかる人が続出中なので、その内容を取り急ぎお伝えします。
まず、ユーザーさんならご存知だと思いますが、楽天モバイル(MNO)の正式料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天回線なら月間データ容量無制限(1日あたりの制限あり)、エリアを補うためにローミングしているKDDI(au)回線では月5GBまでの高速通信ができます。KDDI回線を使うパートナーエリアでは、月5GBを超えると最大1Mbpsの速度制限がかかります。
通信制限時の速度が1Mbpsと比較的緩めの制限なので、制限中でも設定によっては動画だって観られるぐらい十分使えます。これを生かして、契約者向けサイト・アプリの「my 楽天モバイル」にある手動切り替え機能を使って自分で容量をセーブしながら使っている人も多いでしょう。楽天回線とau回線の切り替えはエリアマップ通りの単純なものではないので、意図しないうちに残容量が無くなっても困りますもんね。
ところが、「my 楽天モバイル」の直近の仕様変更で、この速度制限切り替えボタンが真逆の役割になったのです。
以前は「データ制限モード」という名前で、オフにすると高速、オンにすると低速でした。変更後は「データ高速モード」という名前で、オフにすると低速、オンにすると高速となります。
変更後の仕様の方が他の事業者でも採用例が多い一般的なスタイルなので改善といえば改善なのですが、ユーザーの不利益になりかねない変更はしっかり周知するべきであって、先日のRakuten Miniの件もしかり、やっぱりそういう部分がダメなんだよなぁ……とつくづく思います。「my 楽天モバイル」アプリのPlayストアのレビューでも苦情が相次いでいました。
