
【悪用厳禁】Xiaomiスマホのシャッター音を消す方法
日本国内で販売されるスマートフォンの大半は、携帯業界の自主規制で写真撮影時に擬似的なシャッター音を鳴らす仕様になっています。物によっては何を履き違えているのかスクリーンショットでも鳴る機種があって迷惑ですよね……というのはさておき。
あくまでこれは業界の自主規制であって、フィーチャーフォンの時代から引きずられてきた慣習です。法的な根拠があるわけではなく、ごくまれに手違いで海外版と同様にシャッター音を無効にできる状態で発売されてしまう機種もありますが、特にお咎めはありません。まあ、そもそもカメラ業界にはこの奇妙な慣習はありませんしね。
たとえば、MotorolaのMoto G5Sからmoto g7までの数機種は、シャッター音の設定ボタンこそ日本のSIMを入れるとグレーアウトされるものの、システム音量を0にするとシャッター音も鳴らなくなってしまうという緩い仕様でした。
さて、本題に入りましょう。「Mi Note 10」「Mi Note 10 Pro」に続き、手頃な価格で家電量販店やMVNOでも買えるようになった「Mi Note 10 Lite」「Redmi Note 9S」などが登場し、国内でも注目され始めたXiaomi。Xiaomiのスマートフォンは素直に設定すると日本ではシャッター音が鳴るのですが、実はある裏技で無効にできます。
今回はMIUI 11の「Redmi Note 9S」を例に解説しますが、過去に試した限りでは日本上陸前の海外モデルでも同様の仕様だったので、多くの機種で使える方法かと思います(今後登場するキャリアモデルでどうなるかは不明)。


まずは設定アプリを開き、「追加設定」→「地域」と進みます。日本のSIMを入れて素直に設定した場合、ここは「日本」になっているはずです。
一般的なAndroidスマートフォンでは、「日本ではシャッター音を強制的に鳴らす」という仕様のために、SIMカードに記録されているPLMN(電気通信番号:各国のキャリアに割り当てられた数字)を見てユーザーがいる国を判断している場合がほとんどです。


XiaomiのMIUIはなぜか、ユーザーが任意に選択できる地域設定を基準にしているので、ここを日本以外(たとえば台湾など)に変えると、カメラアプリの設定でシャッター音をOFFにできるボタンが出現します。
先述の通り、シャッター音を強制的に鳴らすこと自体に明確な根拠はないので、たとえば講義のスライドを撮影したい学生さんなど、シャッター音を鳴らしたくない正当な理由があるなら試してみて良いと思います。言うまでもありませんが、悪用厳禁で。