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Rakuten Miniで「Band 1が使えない」問題、公式アナウンスでは“仕様”と説明

楽天モバイル(MNO)が販売するAndroidスマートフォン「Rakuten Mini」で、仕様上は対応しているはずのLTE Band 1を利用できないという報告が一部のユーザーから上がり、数日前からネット上で話題になっています。6月10日付けでようやく公式アナウンスが出たので、状況を整理しておきましょう。


Rakuten Miniは、中国Tinno社が製造する楽天モバイルオリジナルのAndroidスマートフォンです。3.6インチ液晶を搭載、FeliCaにも対応するeSIM専用端末で、5月末からは「Rakuten UN-LIMIT」の新規契約と同時に購入すると、端末代金が一括1円になるというキャンペーンが実施されています。

キャンペーンの開始に前後して製造時期が異なる新ロットが流通し始めており、新ロットの個体で他社のeSIM(IIJmioなど)の利用を試みたユーザーから「Band 1が使えない」という疑惑が浮上したという次第です。


オリジナルスマートフォン『Rakuten Mini』の対応周波数帯について」と題した公式アナウンスでは、本件について以下のように説明されています。

このたび、楽天モバイル株式会社が販売するオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」において、対応周波数帯の変更がございましたが、WEBサイトでの情報が正しく更新されておりませんでしたのでお知らせいたします。お客様にはご心配とご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。

なお、「Rakuten UN-LIMIT」をご契約いただき、「Rakuten Mini」を楽天回線およびパートナー回線にてご利用いただく場合、今回の対応周波数帯の変更によるサービスへの影響はございません。

分かりやすく言えば、「新ロットで対応バンドが変わったことは手違いではない」「対応バンドの変更についての記載が漏れていた」という説明です。

旧ロットはIMEIが351676110680487以前の個体で、対応LTEバンドはBand 1/3/18/19/26/28/41です。一方、新ロットはBand 3/4/5/18/19/26/28/38/41に対応。Band 1に非対応となった代わりに、北米などでの海外ローミング時に利用できるバンドが追加されています。

なお、自社eSIMでの利用には影響がないとしています。楽天の自社回線はBand 3のみですし、au回線にローミングする「パートナーエリア」は原則としてBand 18/26を用いる運用となっています。他機種ではBand 18をプライマリバンドとするCAでBand 1も掴める場合があることを確認していますが、Rakuten MiniはCAしないので、楽天モバイルで使う分には影響がないという説明は概ね正しいと言えるでしょう。

ただし、国際ローミングの対応地域に影響が出る可能性は極めて高く、追加料金なしで月2GBまでの国際ローミングが可能なことをRakuten UN-LIMITのアピールポイントのひとつにしていることを考慮すると説明不足な印象は否めません。

所感:“仕様”と言い張っているだけでは?

意図的な仕様変更なのであれば騒ぎになるまで一切言及されなかったことは不自然ですし、国内外問わず汎用性の高いBand 1をあえて外すというのも考えにくいことです。手違いで初期ロットと異なる仕様になってしまったのを「仕様だ」と言い張っているような……そんな苦しい言い訳にも見えます。

そもそも、記載していた仕様と異なる物をユーザーに販売したという事実があるにも関わらず、「楽天回線で利用するなら影響はない」というのは論点のすり替えでしかありません。通信サービス自体や申し込みプロセスに関する諸々のトラブルの対応といい、極めて不誠実だと思います。

Source:楽天モバイル

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