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iOS 13と「明るさ自動調節」の紛らわしい設定

知り合いが「iPhoneの画面の明るさの自動調節を切っても、自動調節で明るさが変わってしまう」というようなことを言っていて、そんなことある?と思いつつ自分のiPhoneを見てみると、「確かにそう見えてもおかしくないかもなあ」という設定があったのでメモ代わりに書き残しておきます。

明るさの自動調節“じゃない”ボタン


最初に種を明かしておくと、「明るさの自動調節の設定じゃないけど、よく知らなければそう見えてしまうボタン」があり、自動調節をオフにしたつもりができていなかったというのが真相です。

「設定」→「画面表示と明るさ」の上から2番目、「自動」というトグルボタンがあり、知り合いはこれを「明るさの自動調節」のことだと思っていたわけです。

でも、画面構成を注意深く見ると、このボタンは下の「明るさ」の設定ではなく、上の「外観モード」の設定の一部になっています。つまり、実際の機能は明るさの自動調節ではなく、外観モード(ダークモード)を時間帯によって自動で切り替えるためのものです。

しかし、その下の明るさの設定を見ても自動調節らしき項目はありません。本当に自動調節をオフにしたい場合はどうすれば良いのでしょう?

正しい「自動調節オフ」の設定方法

実は、「自動調節オフ」の設定は「画面表示と明るさ」とはまったく別のページに隠れています。

正しい設定方法としては、「設定」→「画面表示とテキストサイズ」の一番下にある「明るさの自動調節」というボタンで設定を変えられます。

うーん、基本的な設定なのにこんな深い階層にあるのか、そして「画面表示と~」という似たような項目が分散しているのはどうなのか……よく知らない人は間違えても無理はないというか、「黙ってApple様の考える最良の標準設定で使っておけ」というエゴが見え隠れする仕様だなあと思ってしまいました(考えすぎ?)。

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