
「motorola edge+」海外発表、2年ぶりのハイエンドスマホ
モトローラ・モビリティは4月22日(米国時間)、Androidスマートフォン「motorola edge」「motorola edge+」を発表しました。
motorola edge+の概要
motorola edge+はSnapdragon 865と12GBのメモリを搭載するハイエンドモデルです。同時に、モトローラ初のネイティブな5G対応スマートフォンでもあります(5G moto modによる外付け対応を除く)。
モトローラがハイエンドスマートフォンを発売するのは、2018年夏の「Moto Z3」以来で約2年ぶり。Moto Zシリーズの2019年モデルはSnapdragon 675搭載のミドルレンジモデル「moto z4」のみでした。拡張モジュール「Moto Mods」に対応するmoto zファミリーが終了するのかは公式にはアナウンスされていませんが、フラッグシップの座はedge+に譲ることになるでしょう。
名前の由来は、端末の側面まで大きく回り込んだ「Endless Edgeディスプレイ」を搭載したこと。いわゆるウォーターフォールディスプレイの一種です。6.7インチFHD+、90Hz駆動でHDR10+にも対応します。Endless Edgeディスプレイにあわせた新機能として「Edge Touch」が導入されるほか、ゲームモードも追加されます。
メインカメラは約1億800万画素で、4画素分を1画素として扱うクアッドピクセル技術で画質向上を図ります。このほか、約1600万画素の超広角カメラと約800万画素の望遠カメラを搭載します。
motorola edgeの概要
motorola edgeは、Endless Edgeディスプレイなどの特徴はそのままに、スペックを少し下げて価格を抑えた普及モデルです。SoCはSnapdragon 865からSnapdragon 765に変更。画面サイズ・解像度は変わらず、メモリは12GB→6GB、バッテリー容量は5000mAh→4500mAhとなります。
フロントパネルはGorilla Glass 5、フレームは6000番台アルミでedge+と同様ですが、背面はプラスチックに変更してコストダウンされています。カメラ構成も変更され、約6400万画素(広角)+約1600万画素(超広角)+約800万画素(望遠)です。
販売地域と価格
motorola edge+はアメリカではVerizonが独占販売し、5月14日発売で価格は999.99ドル(約108,000円)。このほか、アラブ首長国連邦(UAE)のEtisalatとdu、サウジアラビアのstc、カナダのBell、Rogers、TELUS、Freedom Mobileが取扱を表明しています。今後、ヨーロッパとラテンアメリカの一部地域、インドで発売される見込みです。
motorola edgeはまず5月にイタリアで発売され、価格は699ユーロ(約82,000円)。今後数ヶ月のうちにラテンアメリカとアジア太平洋地域(APAC)の一部市場に投入され、2020年後半にはアメリカでも販売されます。
Source:モトローラ・モビリティ(1), (2)
筆者のひとこと
2年ぶりのハイエンド発売はめでたいですね。Z3 Forceを出せなかったあたりからVerizonとの関係は薄れてしまったものかと思っていましたが、ここに来て独占提供とは。あと、過去の例からすると「APACの一部に~」という表現の時はだいたい日本も含まれるパターンなので、+じゃない方は日本上陸が期待できるのかな、と。