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楽天モバイル(MNO)の通信速度は下り最大400Mbps、ただし「場所」と「機種」に注意

正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」の提供も始まり、いよいよ本格始動した楽天モバイル(MNO)。「1年間無料」や「eSIM専用スマホ」など話題には事欠きませんが、通信速度(理論値)は意外と目にしていない人が多いのではないでしょうか。


あまり積極的にアピールされていませんが、機種別のページでは最大通信速度が公表されており、楽天モバイルのLTE回線での理論値は下り最大400Mbps、上り最大75Mbpsとなります。

LTEでも理論値1Gbps超のキャリアと比べれば見劣りするかもしれませんが、Band 3(1.7GHz帯)しか持っておらず、他社のようにはキャリアアグリゲーション(CA)で束ねて高速化できないという背景を考えると意外と健闘しているとも言えます。


ただし、楽天の自社基地局がある場所ならどこでも最大400Mbpsというわけではないということに注意。また、400Mbpsというのは「Galaxy Note10+」などの256QAMと4×4 MIMOに対応する高性能端末の場合なので、機種によっては200Mbps、150Mbpsの場合もあります。

楽天モバイルのLTE用周波数帯としては1.7GHz帯が20MHz幅で割り当てられていますが、これは公共業務用無線に使われている周波数を移行させて空き地を携帯電話用にするという流れなので、移行が完了していない地域では5MHz幅、下り最大37.5Mbpsでの運用となっているケースがあります。

さらに言えば、それ以上に移行が進んでいない場所ではそもそも自社エリアの展開をスタートできないので、楽天自身の力量に関わらず全国展開にはまだまだかかる理由のひとつでもあるのですが……。

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