
J:COM MOBILEをわかりやすく解説!Galaxyやシニア向けも選べる格安スマホ
ケーブルテレビでおなじみのJ:COMは、「J:COM MOBILE」という格安スマホも展開しています。この記事では、J:COM MOBILEの料金プランやオプションなど、サービス内容をわかりやすく解説します。
J:COM MOBILEはどんな格安SIM?
J:COM MOBILEは、ケーブルテレビの「J:COM」などで知られるジュピターテレコムが運営しているMVNOです。KDDIの子会社で固定回線などの通信サービスの実績もあるので、格安SIMの提供元としては安心できる会社と言えるでしょう。
一般的な格安SIMはどうしても、ネットからの申し込みに慣れていて店舗でのサポートを必要としていない若者向きのサービス内容になりがちですが、地域に密着したケーブルテレビの地盤がある会社なので、営業網を生かして幅広い世代が安心して使えるサービス内容にしていることが特徴。シニア向けの機種も用意されていたり、手厚い訪問サポートで安心して使い始められたりという部分はなかなか他の格安SIMにはない長所です。
J:COM MOBILEの料金プラン
J:COM MOBILEの料金プランは少々特殊で、スマートフォン本体もセットで購入する場合はau回線、SIMカード単体で契約する場合はドコモ回線となり、プランが完全に分かれています。
端末セットの場合は、基本料金は980円/0.5GB、2,980円/3GB、3,980円/10GBの3段階。ライトユーザーにも優しい容量設定です。8ヶ月間だけ適用される割引があることなど少し分かりにくい部分はありますが、容量と値段のバランスを見ると、音声SIMとしては妥当な値段かと思います。
SIMカード単体の場合は、音声SIMとデータSIM(SMS対応)を選択でき、容量は3GB/5GB/7GB/10GBの4段階。特に、3GBのデータSIMは900円/月で業界最安値をアピールしています。確かに、ドコモ網でSMS付きの3GBデータSIMとしては安めの設定です。
J:COM MOBILEのオプションサービス
オプションサービスは、端末セット(au回線)の場合とSIMのみ(ドコモ回線)の場合で加入できるものが変わってきます。以下は端末セットの場合に選択できるオプションです。
まず、Androidスマートフォン向けの補償サービスとして「安心端末保証48」(500円/月)があります。48というのは、J:COM MOBILEでは48回払いの分割払いを採用しているので、端末代金を支払っている間はいざという時の交換サービスをいつでも受けられるように、補償サービスも48ヶ月間続けられますよ、ということです。
J:COM MOBILEではiPhoneの旧機種も取り扱っているのですが、「AppleCare+ for iPhone」に加入可能。MVNOでちゃんとした国内正規品の新品iPhoneを買える、そしてAppleCareもセットで入れるというのは大手キャリア系の会社ならではのポイントです。
このほか、映画やドラマが見放題の「メガパック」(933円/月)などのオプションサービスがあります。
J:COM MOBILEの取扱機種・対応機種
4月19日時点で販売している機種は、「Galaxy A30」「BASIO4」「iPhone 7」の3機種。選べる機種数は少ないですが、Galaxyもシニア向けスマホもiPhoneもMVNOでは買えないところが多いので、粒ぞろいのラインナップですね。
また、J:COM TVまたはNETを利用している場合、端末割が適用されるのも見逃せません。たとえばGalaxy A30の場合、700円×48回の割引が適用されて「実質0円」で購入できます。お気付きの方もいるかと思いますが、大手キャリアや100万回線を超えるMVNOには割引規制がかけられているので原則「2万円」までしか引けません。こんなに安く買えるのは、今となってはJ:COM MOBILEの規模(100万回線未満)ならではのメリットなのです。
まとめ
J:COM MOBILEはKDDI系列の大手ケーブルテレビ会社による格安SIMで、サポートの手厚さやほかのMVNOでは買えない機種が揃っていること、そしてSIM単体でも安いことが魅力。知る人ぞ知る穴場です。
J:COM MOBILEのおすすめポイント
・大手ケーブルテレビ会社&KDDI系列という信頼感
・訪問サポートやシニア向けスマホなど、安心して使える工夫
・端末の割引額が大きいだけでなく、実はSIM単体でも安い