
楽天モバイルとKDDIが「S10接続」を開始、ローミングエリアの移動が快適に
4月8日に本格始動した楽天モバイル(MNO)は、自社回線の基地局が未展開の地域や地下鉄、大型商業施設などではau回線を借りてローミングしています。
この国内ローミングのために楽天モバイルとKDDIは両社のコアネットワークを接続していますが、楽天モバイルは4月14日、「S10インターフェイス」での接続を順次開始したと発表しました。
楽天モバイルのauローミングが始まった当初は、SAEGWという装置同士を接続する「S8インターフェイス」でしたが、シスコシステムズの協力により、今回新たにMMEという別の装置同士が接続されるようになりました。これがS10接続です。
専門的な話なので、「S10接続になった」と言われても何が変わるのかピンと来ない方が多いと思います。ユーザー視点でのメリットとしては、地下鉄の駅から地上に上がるとき、エリアの境界付近を歩いているときなど「楽天エリアとauエリアを行き来する時」の使い勝手が向上します。ネットワークの切り替え時間が短縮されるほか、通話中に楽天回線/au回線の切り替え(ハンドオーバー)が行われても切断されずに済みます。
Source: 楽天モバイル