
シャープの液晶由来の技術を使った「暑さ対策グローブ」発売へ
スポーツ用品メーカーのデサントジャパンが、グローブ型暑熱対策アイテム「CORE COOLER」を発表しました。まずはクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売します。
手のひらを12度で冷やすことで猛暑時の深部体温の上昇を抑制するのが狙い。ドリンクを飲んだり、物を掴む際に手の操作を妨げないように最小限の範囲のみをカバーします。冷却技術としてシャープ「TEKION」蓄冷材を採用していることが特徴です。
TEKION蓄冷材は元々、液晶ディスプレイの研究開発の中で生まれた副産物。高温から低温までの幅広い範囲で正常に動作する液晶ディスプレイを開発するうちに一定の温度をキープできる素材が生まれ、他分野に応用されました。シャープでは電力供給が不安定な新興国向けの冷蔵庫に利用しているほか、2018年には「TEKION LAB 保冷バッグ」が日本で発売されました。
Source: デサントジャパン