
「TCL 10 5G」海外発表、対応バンドにドコモとソフトバンクの表記
TCLは、Androidスマートフォン「TCL 10 5G」を発表しました。同社初の5G対応モデルとなります。欧州での価格は399ユーロ(約47,000円)。
以前はAlcatelやBlackBerryのブランドを借りて商品展開していたTCLですが、2019年の「TCL PLEX」を皮切りに自社ブランドスマートフォンの展開を本格化。テレビ事業で培った映像技術を生かし、ミドルレンジながら高品質なディスプレイで差別化した機種でした。今回のTCL 10 5Gにもその技術は継承され、「NXTVISION」機能を引き続き搭載します。
Qualcommの5Gモデム内蔵型SoC「Snapdragon 765G」を採用して5G通信に対応。6400万画素(広角)+800万画素(超広角)+500万画素(マクロ)+200万画素(深度)のクアッドカメラを搭載します。このほか、Snapdragon 665搭載の4Gミドルレンジ機「TCL 10L」も同時発表されました。
Source: TCL
筆者のひとこと
スペックシートに目を通すと少し気になることが。T790Hというモデルのバンド構成を見ると、Band 8に“SBM”、Band 19に“NTT”という表記があります。世界的に見てもドコモしか使っていないBand 19はともかく、Band 8はそこまでマイナーなバンドではないので、あえて日本市場を意識した注釈が付いているのはもしかして……?