
FCNTとQualcommが「Snapdragon 865」搭載5Gスマホのリファレンスデザインを開発、「arrows 5G」として市販化
富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)は、Qualcommとの協業で「Snapdragon 865」を搭載する5G対応スマートフォンのリファレンスデザインを開発したことを明らかにしました。
リファレンスデザインでは、基板の3次元実装などによって、Sub6+ミリ波対応の5Gスマートフォンとしては世界最薄の厚さ7.6mmを実現。薄型化とミリ波アンテナ性能の両立、ベイパーチャンバーなどの熱拡散技術による放熱性能の確保にも取り組みました。
このリファレンスデザインをもとに、FCNT初の5G対応スマートフォンとなるNTTドコモ向けの「arrows 5G F-51A」が開発されました。また、IoT製品や自動車、医療など、スマートフォン以外の5G対応機器の開発にも要素技術を活用していくとしています。
Source: 富士通コネクテッドテクノロジーズ
筆者のひとこと
何年もエントリー~ミドルの機種しか作っていなかったメーカーがいきなり5G対応のハイエンド、それもミリ波対応なんて難易度の高い物をまともに作れるのだろうかとやや疑問でしたが、なるほど、こういうカラクリでしたか。