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アラミド繊維を使った約11gの軽量ケース「Air Case for Galaxy S20」レビュー

Galaxy S20用の保護ケース「Air Case for Galaxy S20」を購入したのでレビューします。PITAKAというブランドの製品で、防弾チョッキなどに使われるアラミド繊維で作られた薄型・軽量のスマートフォンケースです。


PITAKAのアクセサリーは主にApple製品向けのものが多く、ケースはGalaxy SシリーズとNoteシリーズ、時々ほかのメーカーのAndroidスマートフォン用も作られています。最近ではHUAWEI P40シリーズ用のケースも発売されました。


このアラミド繊維を使ったケースは、以前は「Magcase」という名称で展開されていましたが、少し前に「MagEZ Case」と「Air Case」という2つのシリーズに分かれました。MagEZ Caseが従来のMagcaseに相当する製品で、別売りの車載ホルダーなどにマグネットで固定するための鉄板が入っているのが主な違いです。


Air Caseはマグネット固定用の鉄板がない分、これまで以上に薄く、軽く仕上げられています。S20用の場合、厚さは0.85mm→0.65mm、重さは14g→11gといっそう削ぎ落とされた仕様です。

ちなみに価格は軽量版のほうが1,000円高く、MagEZ Caseが5,499円、Air Caseが6,499円。ラインナップ上もAir CaseはiPhone 11シリーズとGalaxy S20シリーズにしか設定しておらず、上位グレードのような位置付けです。


Galaxy S20に装着してみました。前面には回り込まないので、画面を落下から保護したい場合は保護フィルムなどと併用必須。干渉することはまずないでしょう。


本体のカメラ周りの形状が変わったおかげかもしれませんが、背面は隙間なく覆われ、すっきりした外観に。繊維素材によるケースならではのツイル柄(綾織り)が特徴です。


薄型のケースですが、カメラ周りには保護用の枠が付いているので、本体が直接机などに当たることはありません。


側面を見ると、ガラス部分はほぼ隠れますが、フレームはほぼ保護できていません。Magcase時代からGalaxy Sシリーズ用は側面の色が少し見えるぐらいのカバー範囲だったので、Air Caseが浅いというよりはS20本体のフレームが細くなった結果「ほぼ全部見えている」状態になってしまったのかなと。もっと上まで保護すると着脱しにくくなったり、横方向のスワイプ操作でケースの端が気になったりと別の問題が出てきそうですし、これぐらいが限度なのかもしれません。


(参考:Galaxy S9+Magcase)


毎年のようにMagcaseを買ってきたユーザーとしては、USB Type-C端子周りのカットが変わったのは残念。大きめのケーブルでも使えると言えば聞こえは良いですが、だいぶざっくりしたカットに変わってしまいました。


側面と端子周りのカットに若干の不満はあるものの、質感はこれまで通り。iPhone以外でもマグネットなしの軽量版を選べるようになったのもうれしいところです。デザインに惹かれた人、Magcaseが気に入っていた人なら買ってみても良いと思います。

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