
Galaxy S20シリーズのディスプレイを隠し設定の「96Hz表示」にする方法
一般的なスマートフォンのディスプレイは60Hz駆動ですが、最近のハイエンドモデルでは90Hzや120Hzのリフレッシュレートが高いディスプレイを搭載する機種も増えつつあります。サムスンはその点においては慎重でしたが、2020年前半のフラッグシップとなる「Galaxy S20」シリーズでは、ついに120Hz駆動のディスプレイが搭載されました。


高リフレッシュレート(120Hz)と標準リフレッシュレート(60Hz)を設定で選択でき、動きの滑らかさと電池持ちのどちらを重視するかによって使い分けられます。
なお、Galaxyシリーズには以前から画面解像度を擬似的に変更できる機能がありますが、S20では最大のWQHD+(3200×1440)に設定した場合は120Hz駆動にはできません。120Hz駆動時はFHD+(2400×1080)までとなります。
さて、ここまでがGalaxy S20シリーズのディスプレイについてのオフィシャルな話。以下は非公式の裏技的なものなので、実行する場合は自己責任で。
実はS20のディスプレイには、標準機能で実装されている120Hz/60Hzの他にも、96Hzや48Hzのモードが存在することがソフトウェアの解析で明らかになっています。48Hzで使う意味があるかはともかく(映画とか?)、滑らかさと電池持ちのバランスが良さそうな96Hzモードはちょっと使ってみたいですよね。そこで、XDAの有志が「S20 Refresh Rate Controller」という非公式の設定アプリを公開しています。


特にroot権限は必要ありませんが、Playストア以外からアプリをインストールしたことがない場合はセキュリティの設定だけ必要です。アプリは96Hzまたは120Hzに強制変更するボタンが配置されたシンプルなもので、クイック設定パネルにもボタンを配置できます(この機能は公式にも欲しい……)。
96Hzモードは本来開放されていないものなので表示などに未知の問題がある可能性も考えられますが、使ってみた限りでは60Hzとの滑らかさの違いは十分実感でき、120Hzまでは要らない人向けのバランス型モードとしてあっても良さそうです。
Source: XDA
