
「Galaxy S20 5G SC-51A」(クラウドホワイト)を写真でチェック
現時点での5Gにはあまり期待も関心もないので5G端末に飛びつく必要はないかなと思っていたのですが、実機を見たら単純に「S20欲しい!」となったので結局買いました。Z Flipを買ったので今年はSシリーズはパスするつもりだったんですけどね……あれ……?
購入したのはドコモ版の「Galaxy S20 5G SC-51A」、カラーはクラウドホワイトにしました。Galaxyの青は結構好きで(特にS8のCoral Blue)、S20のクラウドブルーは淡めの色合いで好みだったのでそちらにしようかなと思ったのですが、周りで青を買っている人・レビューしている人が多かったので、今年は白にしてみようかと。
昨年のS10の時点でもS8/S9と比べて狭額縁化が進んでいましたが、S20はもう一歩進んでNote10+並みの“全画面感”があります。ベゼルが細くなっただけでなく、インカメラのパンチホールも最小限のサイズに。ひと目で最新のハイエンドモデルらしい新鮮味を感じられるポイントです。
なお、S8以降のSシリーズではディスプレイの左右が湾曲したedgeスタイルが標準になりましたが、S20は曲面ディスプレイの面積が狭くなり、フラットに近付いています。
背面は3Dガラスで覆われ、カメラ周りを除けばS8~S10に近いフォルムです。日本版は例によってサムスンロゴではなく「Galaxy」。そしてドコモ版では、中央に「>>5G」のロゴが入ります。このロゴ、個人的には嫌いじゃない……というか、3キャリアの5Gロゴの中では一番好きかも。
クラウドホワイトの色合いについて少し書いておくと、スマートフォンの色としては白は定番ですが、Galaxy Sシリーズには数年間無かった色で、昨年のS10で復活。しかし、S10のプリズムホワイトはやや青みがかった色で、角度によって表情が変わる特殊加工もガッツリ入っていて純粋な白とは少し違うものでした。S20のクラウドホワイトも虹色に反射する加工自体はされているのですが控えめになり、ベースの色も真っ白です。
こればかりは好みの問題だと思いますが、「白のGalaxy Sシリーズ」を待ち望んでいたユーザーとしては、昨年より少し落ち着いて高級感もあり、大満足のカラーでした。
カメラユニットは今年のトレンドといえる「大きめの長方形」で左上に配置されています。黒塗りで個々のカメラは過度に主張せず、手にすると見た目の違和感は思ったほどありませんでした。まあ、発表からの数ヶ月でこういうデザインの機種が増えて見慣れてしまっただけかもしれませんが……。ただ、平らな場所に置くとガタつくのは避けられませんね。
歴代のGalaxyシリーズもFeliCaアンテナの位置にクセがある機種は多いですが、S20はその中でもかなり偏っています。ここまで中途半端な位置にある機種は初めて見た……というより、せめて逆側に寄せて欲しかったなというのが正直な感想。右手に持って改札機にかざそうとするとどうしても手が重なりやすい位置なのでちょっと不便です。
側面を見ると、フレームがS10までよりも細くなり、繊細で高級感のあるデザインに。S10 5GやNote10+のように、ボタン部分以外は極限までフレームを削り、ガラスを主役にした質感の良いボディーに仕上げられています。
公式画像ではあまり目立たないので意識せず選ぶ人も多いかもしれませんが、背面のカラーに合わせてフレームの色も違い、クラウドブルーを選べば青系になります。クラウドホワイトのフレームは光沢のあるシルバー。「どうせケースで隠れるから何色でも同じか」と思いがちですが、クリアケースではなくデザイン性の高いケースを着ける予定の人はクラウドホワイトを選んでおくのが無難かもしれません。
S8、S9、S10、S20と毎年買っていますが、シルエットとサイズ感はほぼ変わらないのに、手に取るとその年のフラッグシップモデルらしい新鮮さと満足感が毎回ちゃんとあるんですよね。発表時には「うーん?去年とあんまり変わらないように見えるし今年は買わなくてもいいかな」と思いつつ、結局買って「良い物買ったわ~……」となるのがすっかり個人的な恒例行事に。
今回はひとまず「外観だけ」を紹介しましたが、せっかく買ったのでじっくり隅々まで使い込んで紹介していこうと思います。
