
SprintとT-Mobile USの合併が完了
ソフトバンクグループは、SprintとT-Mobile USの合併が4月1日(米国東部時間)に完了したことを発表しました。合併により、新会社に対するソフトバンクグループの持株比率は24%となり、子会社ではなく持分法適用関連会社になります。
Sprintは、ソフトバンク(当時)が2013年に買収した時点では米国第3位の携帯キャリアでした。ソフトバンクは当時、第4位のT-Mobie USも買収・統合して規模を拡大することで米国市場における競争力を高めることを目論んでいましたが、FCCの承認を得られず難航するうちにSprint自体の業績も悪化し、T-mobile USに3位を逆転されて今に至ります。
最終的には2018年4月にT-Mobileを主体とする合併の方針が固まり、規制当局の承認などの必要な手続きを経て、2020年4月に合併が完了したという経緯です。合併後の新社名はT-Mobile USで、ドイツテレコムが筆頭株主となります。
Source: ソフトバンクグループ
筆者のひとこと
一言で言えばソフトバンクの米国キャリア進出計画は失敗に終わったということに。日本の一般ユーザーにとって気になるのは、「アメリカ放題」は今後どうなるのか、ですかねぇ……。