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山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」を見てきた

3月14日に開業した(広義の)山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」。混雑を避けて……というのに加えて目玉施設のオープンが翌週だったので開業日には見に行かなかったのですが、先日、近くを通る用事があったので寄ってみました。


品川と田町の間にできた新駅で、山手線と京浜東北線が停まります。1・2番線が山手線、3・4番線が京浜東北線という配線なので、日中の京浜東北線快速から山手線への乗り換えには不向き。品川から0.9kmしかないのでクロスさせる余裕はなかったでしょうし、これは仕方ないかも。


妙に天井が高く開放的で、海外のターミナル駅のような雰囲気です。


噂の明朝体。高輪ゲートウェイという駅名で「?」となって、さらにその駅名とミスマッチな和風テイストにも「??」という……どうしてこうなったんでしょうね。


隣接する車両基地(東京総合車両センター田町センター)を縮小して空いた場所にできた駅なので、東側にはE231系、E233系、E531系、E657系、285系などバリエーション豊かな車両が停泊しているのを見られます。


駅前はまだ工事中でまっすぐ出られません。まだ仮開業ということもあって、駅周辺の再開発が完了した時にようやく価値が出てくるのでしょう。実用している人よりは駅を見に来た人のほうが多そうな印象でした。

しかし、「駅を見に来た人」とは言っても、他の新駅(羽沢横浜国大駅とか)の開業直後とは少し客層が違います。気軽に寄れる都心の駅だからということもあるでしょうが、高輪ゲートウェイ駅は単に新しく出来た駅というだけではなく、最新技術を取り入れた「未来の駅」という側面もあり、鉄道マニア以外が来ても楽しめるというのが大きな違いでしょう。

改札外には多言語AI案内サイネージ「BotFriends Vision」、改札内には日立のコミュニケーションロボット「EMIEW3」が配備され、それぞれ対話形式で案内を受けられます。さらにCSPの自律移動型警備ロボットも巡回していて、近未来の駅の雰囲気が味わえます。


細かいところですが、ICカードリーダーの角度を変えた試作改札機も設置されています。いま普及している改札機のICカードリーダーの角度(13度)もSuica導入時に読み取りミスを減らすべく考え抜かれたものですし、高輪ゲートウェイ駅に「タッチしやすい自動改札機」(という名前の試作機です)が導入されると聞いた時には「本当にこんな思い切り角度を変えて使いやすいのか?」と疑問を抱いていたのですが、使ってみるとなかなか悪くありませんね。

試作機はカード型Suicaのための角度というよりは「スマートフォンをかざす」場合に使いやすい角度という印象で、おサイフケータイやApple Payが普及した現代に合わせてアップデートされた仕様なのでしょう。


そして、無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」にも注目。大宮駅や赤羽駅で実証実験が行われましたが、常設店舗としては初登場。日本国内で体験できる無人レジ店舗としては最も身近な場所かと思います。

店内は撮影禁止なので文章だけでお伝えすると、まず自動ドアを通ったら入場ゲートの前で一時停止。おそらくシステムに来店客を認識させるための時間なのでしょう。あとは店内を回って商品を手に取り、出口にあるレジの前に立てば商品の一覧と金額が表示され、交通系ICなどで決済して退店という流れです。


今回は店舗限定グッズを含めて3点購入して、途中で「棚から商品を取って戻す」というフェイントも入れてみましたが、商品の認識は完璧。現時点ではスタッフが常駐している有人店舗となっているものの、未完成なシステムを補うために人がいるというよりは、無人店舗の使い方に戸惑うユーザーの案内役として常駐しているように見え、今後の展開が楽しみな店舗でした。

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