
「ドコモスピードテスト」に1回約1GBのラージモード追加、5G対応か
NTTドコモは、通信速度測定アプリ「ドコモスピードテスト」のAndroid版に、従来よりも高速な回線の速度測定に対応するための「ラージモード」を追加しました。3月12日に更新されたバージョン4.0.0以降で利用できます。同バージョンでは、ラージモードの追加とあわせてAndroid 10への正式対応も行われました。
速度測定を行う際には実際にファイルを転送して通信量の変化や所要時間を見ますが、高速回線の速度を正しく測定するにはある程度大きなファイルを送ってみる必要があります。一方、1回あたりの通信量が増えれば速度測定を行うユーザーにとっては負担になるため、ドコモスピードテストは「ノーマルモード」と下り60Mbps程度までの回線のための「ライトモード」を選択できる仕様となっています。参考までに、ノーマルモードの1回あたりの通信量は下りで50MB、上りで25MB。ライトモードは下りで5MB、上りで2.5MBです。
そして、新たに追加された「ラージモード」は下りで900MB、上りで90MB、つまり1セットで1GB近く消費します。下り2700Mbps、上り350Mbpsまで高速回線に対応するために、大幅にファイルサイズを拡大しました。
ちなみに、既存のノーマルモードやライトモードを含めて、ドコモスピードテストは「測定開始から通信量が○○MBに達する、または、7秒経過するタイミングで測定終了」という仕様なので、実際にはファイルをすべて転送する前に終了することもあり、目安として示されている通信量より少なく済む場合が多々あります。
Source: NTTドコモ
筆者のひとこと
うっかりラージモードに設定してしまったら……いや、7秒間に900MB転送しないと上限の通信量にはならないので心配ないかも?ところで、ドコモの5Gの理論値は下り4.1Gbps(初期段階では3.4Gbps)ですが、実効速度を考えるとこれで十分ということなのでしょうかね。