海外版「Galaxy Z Flip」でeSIMを使ってみた

日本版のGalaxy Z Flipではキャリアモデルということもあってか省略されていますが、海外版(SM-F700F/DS)にはeSIMが内蔵されています。旅行や出張で海外に出かける際、現地でプリペイドSIMなどを探して買わなくても良い……いや、正確にはオンラインで買って、SIMカードの入れ替えなしにすぐ使えてしまう便利な機能です。


SM-F700F/DSは対応バンドも充実しているので、「どこでもすぐに使える」というeSIMの恩恵を受けやすい機種と言えるでしょう。

ちなみに、海外版Galaxyの型番をある程度見慣れている方は「/DSってことはデュアルSIMなのか」と思うかもしれませんが、Z Flipの場合、型番はDSでも物理SIMは1枚しか入りません。eSIMもカウントした上でデュアルSIM機の型番が振られているというわけですね。SIMカードを2枚入れるつもりで検討している人は要注意。


日本でも海外でも、eSIMを提供する通信事業者は少しずつ増えてきています。今回は「GigSky」のプリペイドeSIMを使ってチェック。アメリカの会社で、ローミング扱いで190以上の国・地域で使えるデータ通信プランを提供しています。

eSIMを使うサービスでもアクティベート方法は色々あって、たとえば日本のIIJmioなどは「QRコードを別の端末で発行して読み取る」必要があるのですが、GigSkyの場合はアプリ上でプランを選んでクレジットカードで決済、そのままeSIMプロファイルを端末にダウンロードする流れなのでとてもスムーズ。GigSkyの使い方は、以前に別の機種(Rakuten Mini)で使った際に詳しく紹介していますのでこちらをご覧ください。

物理SIM+eSIMのデュアルSIM状態では、設定画面の「SIMカードマネージャー」から通話・SMS・データ通信のそれぞれでどちらのSIMを優先して使うか選択できます。また、シングルSIMでの利用時にはなかったメニューがクイック設定パネルに出現し、ここからも同様の設定が可能です。基本的には通常のデュアルSIM版Galaxyと同様のUIですが、アイコンが「SIMカード型」ではなくeSIMをイメージしたチップのイラストになっていて細かい……。


GigSkyの場合は使いませんが、一応設定アプリからのeSIM追加方法もチェック。QRコードと有効化コード(URLのような文字列)のどちらでも追加できます。その上には「プランが見つかりません」という表示が出ていますが、おそらく地域によってはここから直接購入できるのでしょう。Apple SIMみたいな感じですかね、便利そう。


日本ではeSIMはまだまだこれから。対応端末もスマートフォンではiPhoneかPixel(あるいはRakuten Mini)程度ですし、通信サービス側の対応の動きもeKYC解禁の法改正が進んで音声プランを制約なく売れるようになるまでは鈍いままかもしれません。

Z Flipのように「海外版はeSIMあり、日本版はなし」の機種も出てきていますが、日本のキャリアモデルでもeSIMを残してくれるようになると海外利用時に便利だと思うんですけどね……ローミングで使ってもらえなくなる仕様はやっぱりダメですかね。auがiPhone向けに提供している「海外データeSIM powered by GigSky」なんかは良い落とし所だと思うのですが、どうでしょう。

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