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折りたたみ自転車「BROMPTON」のセミオーダーモデル「B-SPOKE」を注文しました

冬も終わりが見えてきて、二輪を楽しむには良い時期が近付いてきたこの頃。買い替えや増車をしたくもなりますよね。


今うちにある自転車は、今冬に組み上げた古いロードバイク「PT-1000」だけ。少し前までTernのe-bike「Vektron S10」も持っていて、半年ほど乗ってe-bikeってどんなものなのか、e-bikeならではの楽しさは十分実感できました。しかし使い分けを考えると、今はもっと輪行向きのフォールディングバイクらしいフォールディングバイクの方が必要だなと感じたので一旦お別れしました。

新しくお迎えするのは、イギリス生まれの折りたたみ自転車「BROMPTON」。通常の店頭モデルにはない構成が欲しかったので、セミオーダーモデル「B-SPOKE」を注文しました。

長いから読まなくてもいい話:なぜ王道のBROMPTONを選んだのか

シンプルで思うままにできる機械としての自転車は好きですが、実を言うとレースや最先端のロードバイクにはあまり興味がなく、元々はミニベロやフォールディングバイクのほうが好きでした。最近は悪い友達にそそのかされてクロモリホリゾンタル教に目覚めてしまったので結果的にロードバイクと名の付く乗り物も持っていますけどね。


話が逸れましたが、そんなわけでどちらかといえば小径車の方が詳しく、今回「輪行向きの自転車」を買うにあたっては様々な選択肢が脳裏をかすめました。DAHONのMu系かTernのVerge系で軽くて速いのを作ろうか、いや、前に試乗したirukaも奇妙な見た目に反してすごく好感触だったぞ……と。でも、結果的には王道のBROMPTONを選びました。知っているからこそ、かもしれません。

下の写真は2018年ごろに乗っていたDAHON Heliosです。発売されたばかりで品薄だった105 R7000をなんとか集めて、ほぼフル105の22速仕様で組んだ手間とお金のかかった子です。残念ながらもらい事故で短命に終わりましたが、ある意味“スペック厨”的思考の果てに生まれた彼は短い付き合いながらも色々なことを教えてくれたと思っています。


確かに速くて折りたたみ自転車離れした走りを楽しめる個性的な自転車にはなりましたし、ギリギリ8kg台で軽くはありました。その一方で「二度とフォールディングバイクにフロント変速は組まん」と思うほどには変速トラブルに悩まされっぱなしで、そこそこホイールベースの長いフレームに451ホイールなので軽くても輪行しやすいかは微妙。

根本的に、DAHONやTernのようなメインフレームを2つ折りするスタイルは、軽さや折りたたみ操作の分かりやすさには優れていても「持ち運びやすい形」にはならないんですよね。もし「軽ければ軽いほど持ち運びやすい」ならフォールディングバイクよりロードバイクの方がほとんどの場合軽いわけです。数値上の重さなんかより「短時間で持ち運びやすい形に変形できる」というフォールディングならではの強みを評価しないと快適な輪行には程遠いという気付きがありました。

そんなわけで、今回のニューバイク選定で重視したのは「一瞬で折りたためる」「コンパクトな持ち運びやすい形状になる」「最悪ぶつけてもいいようにデリケートなパーツが少ない」(変速機とか……ディスクブレーキは論外)という3点。そうなるとやっぱりBROMPTONなんですよね。王道には王道たる理由があるということを一周回ってようやく理解できました。

どんな構成にする?

ひとまずBROMPTONを買うことは決めましたが、どんな構成にすれば自分の用途・理想に近付くかをもう少し詰めていく必要があります。


日本国内で買えるBROMPTONの通常モデルは「M3L」「M6L」「M6R」「S2L」「S6L」の5種類があります(2020年モデルの場合)。ざっくり違いを説明すると、最初のMとかSとかはハンドル形状。真ん中の数字は変速段数で、2速は外装変速機、3速は内装変速機、6速は両方を組み合わせた仕様です。最後のLとかRはキャリア(荷台)の有無を表していて、Lは泥除けだけ、Rは泥除け+キャリア付きです。

MハンドルもSハンドルも試乗したことがあり、これまで乗っていた自転車の影響もあるかもしれませんが、少し高めのハンドルでアップライトなポジションになるMハンドルよりはストレートで少し前傾姿勢になるSハンドルの方が好みだと感じていたのでそこは迷わず決定。

「電車で輪行して旅先でちょっと乗る」使い方を想定していて、雨の日は乗らない&駅構内での持ち運びを考えると多少軽くしたいので泥除けは要りません。いや待て、泥除けなしなんて選択肢はなかったじゃないか、と思われるかもしれませんが実はあるんです。


通年買える物ではなく取扱店も限られていますが、BROMPTONには「B-SPOKE」というセミオーダーシステムがあります。フレームカラーを2色組み合わせたり、店頭モデルにはない構成を選択したりできて、追加料金は取られないという素敵なシステムです。

このB-SPOKEを使う前提で、「S1E」というモデルにすることにしました。Sハンドル(ストレート)でギアはシングル(1速)、Eタイプ=泥除けもキャリアもなし、という構成です。輪行中の破損トラブルを回避するためのシンプル構成で同時に軽量化も狙ったというわけです。

まあ、本当に軽量化を突き詰めるならフォークと後ろ三角をチタンにした「X」モデルを選択するべきなのでしょうけれど……そうするとB-SPOKEモデルらしいカラーリングで遊べなくなってしまいますし、何より+10万円なので予算オーバーということでここはひとつ。

試乗、そして注文


注文前に一度希望に近い構成で乗ってみようということで、さすがにカタログモデルにないシングルの試乗車はまずありませんが、同等のギア比を試せる「S2L」に試乗。上の写真は横浜の「GREEN CYCLE STATION」さんの試乗車です。

実は以前、6速モデルを持っている友人から「BROMPTONの外装変速機は頑丈だよ」というようなことを聞いていたので、輪行時にどこかにぶつけて破損、なんて心配が少ないなら2速でもいいなと思っていました(内装3速は重くなるので今回は検討せず)。ただ、2速モデルに乗ってみて、あってもなくてもいい、「1速なら諦めるけど2速なら登れる」場面は少なそうだからきっぱり割り切ってシングルにしても問題ないと感じたのでS1Eに決定。


と同時に、この試乗によって「BROMPTONを買うなら絶対にこの店で買う」と決心しました。自転車・オートバイ問わずここまで一見さんにフレンドリーで親しみやすい二輪店に出会ったことはありませんでしたし、お店の雰囲気も良かったですが、それ以上に技術力の差を感じたからです。

個人所有のもの、別の自転車でお世話になっていた店の試乗車など、BROMPTONに乗ったこと自体は何度かあったのですが、失礼ながら「普通の自転車」というイメージを抱いていました。コンセプト的に必ずしもスポーツ自転車というわけでもないしそういうものなのかなと、輪行における優秀さは理解しつつもどこか引っかかっていたのです。しかし、GCSさんの試乗車に乗ってみて、これまでに乗ったBROMPTONとは違うスムーズさ、本来持っている上質な乗り味を感じられたように思います。

そんなわけで、試乗翌日には迷わずお金を下ろして「B-SPOKE」のBROMPTON S1Eを注文(※特典のために現金払いにしましたが、カードやPayPayも使えますよ!)。ウイルス騒動など色々ある昨今なので納期は読めないところがありますが、一応5月後半に納車予定。2ヶ月ほど楽しみに待ちたいと思います。

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