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楽天モバイルの「楽天Link」は単なるダイヤルアプリではない、Wi-Fi経由でも通話できる理由は?

楽天モバイルはMNOとしての先行サービス「無料サポータープログラム」を一部地域で提供していますが、1月23日に第2弾として2万人の追加募集が行われました。第1弾で参加できなかった人もこれでようやく試せる……というだけでなく、すでに無料サポータープログラムを使っている人にも嬉しいニュースがあります。第2弾の開始とあわせて、以前から予告されていた楽天モバイルの独自機能「楽天Link」もベータ版としてスタートしました。


楽天Linkは「電話・メッセージ・SMSがこれひとつ」という触れ込みで、公式サイトでは“ダイヤルアプリ”として紹介されています。この説明だけ見ると「電話とSMSのアプリがくっついただけでしょ?」「それって意味ある?」と一瞬思ってしまいますが、実は、この一見よく分からないアプリに国内初のサービスが隠れているのです。

あまり技術的なことを表に出さない楽天らしい見せ方が裏目に出て本質が見えにくいパターンというか、こればかりはちょっと損してるんじゃないかな、アピールしないともったいなくない?と柄にもなく思ってしまいました。

何が画期的なのかというと、楽天Linkでは「携帯電話番号を使ったWi-Fi経由の音声通話」ができてしまうのです。これは楽天LinkのベースになっているRCSという標準規格に含まれている機能で、国内キャリアでは初の導入となります。


(画像提供:ガジェットショット

上のスクリーンショットは、無料サポータープログラムに参加されている「ガジェットショット」のキリカさんからご提供いただきました。ステータスバーをよく見ると、機内モードでWi-Fiだけ有効、つまりモバイルネットワークには繋がっていない状態にもかかわらず通話できているという見慣れない状態であることが分かります。

RCSと聞いて「おや?」と気が付いた鋭い人もいるかもしれません。そう、RCSといえばドコモ・au・ソフトバンクが共同で提供している「+メッセージ」にも採用されている規格です。“次世代SMS”として語られることが多い規格ですが、実はこのようなモバイルネットワークに依存しない音声通話も含めた複合的な規格なのですね。+メッセージにも楽天Linkにもまだ実装されていない機能としては、ビデオ通話などもRCSの規格上は実現可能です。

既存3社にとってはあまり広く知られたくない不都合な事実かもしれませんが、“第4のキャリア”としての楽天モバイルに本来求められているのは根拠に欠けるビッグマウスと苦しい言い訳ではなく、こういった部分で差別化して攻めていくことなのではないかなと個人的には思います。

その点では楽天Linkは素晴らしいサービスだと思う一方、同じ日本国内のRCSベースのサービスでありながら、「+メッセージ」との間でテキストメッセージの相互接続に向けた動きが見られないのは少々残念。今後に期待したいところです。

Source: 楽天モバイル

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