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楽天モバイルのローミングは「auのエリアならどこでも繋がる」わけではない

以前も記事にしましたが、まだあまり知られていない……というより、楽天側からはほとんど情報が出されていないのであらためて紹介。

楽天モバイル(MNO)は新規参入の事業者であるが故に、エリア整備がある程度進むまでの暫定的な措置として、KDDI(au)と国内ローミングの契約が交わされています。海外にスマートフォンを持っていったときに現地の携帯電話を通じて通信できる「国際ローミング」と同じように、日本国内で楽天モバイルがまだ使えない地域ではauの電波を使えるということです。

この「楽天モバイルのエリア外でも、auの電波を使える」という説明自体は間違っていません。ただ、今の大手3社の感覚でどこでも繋がるかというと、それは少し違います。auのエリアすべてを楽天モバイル回線の国内ローミングで使えるわけではないからです。


当の楽天モバイルはこのあたりの説明をあまりしておらず、エリアマップ(※リンク)でも“パートナーエリア”などとお茶を濁し、注意事項にだけ「パートナーエリア内ではau回線によるローミング接続がご利用いただけます」という一文がサラッと書かれています。

余談ですが、このページすごいんですよ、悪い意味で。ローミングの詳細どころか、「サービスエリアに関する注意事項」を開かない限りはauやKDDIとは一言も出てきません。下手したら、あまり隅々まで見ない人なら「ああ、地図のピンクの部分が楽天モバイルのエリアなんだな。2色あるのはなんだろう、速さが違うのかな?」で終わりかもしれません。

しかし、ローミングは2社間での取引。楽天側から出てくる情報がアテにならなくても、もう一方の情報を見てみれば詳細が分かります。


KDDIが公開している「楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について」(※リンク)というページを見ると楽天モバイルと交わされている契約内容が簡潔にまとめられていて、「基本は800MHz帯」つまりBand 18(Band 26)のみの貸出であることが分かります。“基本”とあえて書かれているということは、何かしらの事情で他の周波数帯で提供しているエリアもあるのでしょう。

そして、大まかな理解としては「まず東名阪は楽天が自前で整備、ほかはローミングでスタート」という理解で良いものの、KDDI側の説明を読むと東名阪以外でもローミングを提供しない「局所的なトラヒック混雑エリア」があることが読み取れます。つまり、「まだ楽天のエリアではないけれど、auのローミングも受けられず圏外になってしまう場所」が、auのエリア内でも実はあるということです。一方で、東名阪エリアでも早期の整備が難しい「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」ではローミングを行うようです。

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