
【スマホ用語辞典:第68回】sXGPってなに?
sXGP(shared XGP)とは、企業などが私有地で独自に構築する自営網のための通信規格です。プライベートLTEの一種で、名前にXGPと含まれているように、次世代PHSとして研究されながらTD-LTEの互換規格に収束していったXGP/AXGPの血筋を引く技術です。
TD-LTEをベースとしており、病院などの自営通信に多用されてきた構内PHSの代替規格として、極力同じような使い方ができるように配慮しながら、IoTなどのこれからの自営網のユースケースにも対応できるように設計されました。
LTEベースのためPHSよりも端末の調達はしやすく、法人向けのスマートフォンではすでにsXGPに対応する製品が登場し始めています。たとえば、富士通コネクテッドテクノロジーズの「arrows BZ01」などです。
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