横浜市のスマートフォン充電機能付き地図パネルを見てきた

横浜市に設置されている地図パネルに、スマートフォンの充電などに使えるUSB端子が搭載されたものがあるというのが数日前にSNSで話題になっていました。パネル自体は何度も目にしているはずですが、それはまったく気付かなかった……ということで見に行ってきました。


この地図パネルは、横浜市のスマートデジタル地図情報パネル(CIP)整備事業で選定されたMcDecaux(エムシーデュコー)が設置しているものです。McDecauxのプレスリリースによれば、2019年のラグビーワールドカップに向けて2018年頃から整備が進められていたようです(※リンク)。

聞き慣れない方も多いかと思いますが、McDecauxという会社は、フランスの広告代理店であるJCDecauxと三菱商事の合弁会社です。都市部のバス停に組み込まれている大型の広告パネルのほか、イオンやセブン&アイグループのショッピングモールに設定されている「広告がスクロールして切り替わる」タイプの広告パネルはMcDecauxの物で、だいたいパネルの隅にロゴが入っています。

横浜市のCIP(シティインフォーメーションパネル)の話に戻ると、全部で250基が設置される計画。今回は、設置場所のひとつである桜木町駅前のパネルを見てきました。


一見ごく普通の地図パネルですが、広告パネルの設計を流用しているのか、かなり背が高く大きいですね。


充電ポートは側面にありました。屋外に設置される物なのでしっかりフタ付き。手を離すと自重でフタが落ちて閉まり、開けっ放しにされることはない作りです。


出力は5V2A、充電専用です。ケーブルは各自で持参。存在自体があまり認知されていない上に、公共物に隠されたフタを開けて勝手にケーブルを繋いでスマートフォンを充電するのって、見た目は完全に盗電している不審者なのでちょっと勇気がいります。

ちなみに、現地で確認しそびれましたが、250基設置される地図パネルのうち最大130基には、NTTBPによる公衆Wi-Fiスポットの機能も搭載されるとのことです。

地図パネルで充電できる意味、ある?

行く前も実物を見て使った後も私の考えはあまり変わらず、「地図パネルで充電できる意味、ある?」というのが正直な感想です。

ここは比較的広い場所なのでマシなほうですが、歩道上に設置されている物もあることを考えると、わざわざ地図パネルの周辺に本来の目的以外で人が留まるような設備を用意するのは、ただでさえ歩きにくいこの近辺の状況を悪化させる愚策としか思えません。そもそも、あえて地図パネルの周りに立ち止まってスマートフォンを充電するために待ちぼうける人がそうたくさんいるとは思えないので杞憂かもしれませんが(じゃあ要らないじゃんという話に……)。

災害対策という側面もあるのでしょうが、そう捉えると今度は設置スペースに見合ったキャパシティがない点に疑問が残ります。これだけ大きなパネルですし、モバイルバッテリーシェアのステーションでも組み込んだほうが平常時も災害時もよほど有益だったのではないでしょうか。

【スマホ用語辞典:第40回】クラウドSIMってなに?

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