
USB Type-Cに統一された快適なガジェ獣生活【ガジェ獣 Advent Calendar 2019】
※この記事は、「ガジェ獣 Advent Calendar 2019」の16日目の記事です。
日々たくさんのデジタルガジェットを持ち歩く私にとって、USB Type-Cを採用する端末が登場し始めた頃から何年も頭を悩ませてきたことがあります。「ケーブルの持ち歩きめんどくさすぎ問題」です。
スマートフォンに限れば2016年頃から、日常的に持ち歩く数台の端末がすべてUSB Type-Cに揃った時期はもう何度かありました。でも、しぶとくmicro USBを使い続けるメーカーもあり、それでも欲しくて買うとケーブルが何種類も必要な生活に逆戻り……というループ。そもそもスマートフォン以外の機器も含めるとmicro USBが必要な場面はまだまだあったのです。
仕方なく、少ない本数で手持ちの機器に対応できるようにバッグに入れておくケーブルは「micro USBケーブル+USB Type-C変換アダプタ」という運用で安定していたのですが、さすがにそろそろ外出中もUSB PDを使いたい。高出力の充電器が必要なスマートフォン以外のUSB Type-C採用機器も充電したい……と思っていたら、2019年に入ってから手持ちの機器をあれこれ買い替えているうちに、ようやく念願の「USB Type-Cに統一された快適な充電環境」が手に入りました。
普段持ち歩いているデジタルガジェットを挙げていくと、スマートフォンは色々持っているのでここでは詳細は割愛しますが、だいたいミドルレンジ~ハイエンドのAndroidスマートフォンを数台。最近はどれを買ってもほぼUSB Type-Cなので充電環境を気にせず好きな物を選べます。iPhoneは一向に改善されないFace ID関連の面倒な操作が気に入らないので今は使っていません。でも、いずれまた買うと思うのでLightningケーブルが必要になりそう。
ワイヤレスイヤホンは、ネックバンド型の「WI-1000X」から左右分離型の「WF-1000XM3」に買い替えました。WI-1000Xはmicro USBなこと以外はとても気に入っていたので、もう少し買い替えを待って「WI-1000XM2」にすれば良かったなあとやや後悔。フルワイヤレスよりネックバンド型の方がコンビニとかでちょっと外す時に楽ですし、通信も安定していますし。ただ、WF-1000XM3もこれはこれで満足しています。

ノートPCは以前からUSB Type-C端子経由で充電できる機種を選んでいて、今年は「ThinkPad L390」を使っていますがもちろんこれもUSB充電。自宅では外部ディスプレイをメインにしていますが、これも充電と映像出力を1本で完結させられることを第一に選定。「ThinkVision P24h-10」という23.8インチWQHDのモニターを使っています。
PCに関しては本体の買い替えよりも、周辺機器の進化に今年は助けられました。RAVPowerの「RP-PC105」というコンパクトな61W出力のUSB PD対応充電器を導入し、これのおかげで旅行や出張でも充電器はこれ1つで済みます。PC用の充電器を別に持たずに済むのは便利。

そして、カメラも「LUMIX S1」という新しいフルサイズミラーレスに買い替えたので、USB Type-Cに統一。
ブログに書くのは完全に忘れていたので初出ですが、夏に「クソ暑いなか重いカメラなんて持ち歩きたくない~~~」ということで買ったサブ機、「PowerShot G5 X Mark II」もUSB Type-C。RX100シリーズキラーのような大変良くできた高級コンデジなのですが、見かけによらず18W程度では受け付けてもくれない大食らいなので、長年横着してショボい物を使っていた充電環境をようやく改善するキッカケになりました。
せっかくUSB Type-C対応の機器に統一できたので、イヤホンなどを除けばUSB PDの恩恵を受けられることですし、モバイルバッテリーも新調。RAVPowerの「RP-PB186」です。偶然こちらもRAVPowerになってしまいましたが、回し者というわけではありませんよ。
毎日モバイルバッテリーを使うわけではないので、毎日持ち歩くモバイルバッテリーは軽さと小ささが第一。でもカメラやPCもいざという時に充電できるように高出力だと嬉しい、というわがままな要望をクリアできる製品です。なんで29Wなんだよ!もうひと頑張りして30Wにしてくれよ!とは思うものの、なかなかこういう仕様のモバイルバッテリーはないので気に入っています。

普段持ち歩いているデジタルガジェットでまだmicro USBが必要な物は、あとはもうICレコーダーぐらいです。一応探してはみたのですが置き換えられそうな製品がなかったので、これはもうアプリや周辺機器、端末選びを工夫してスマートフォンにまとめてしまった方が良いのかも。
持ち歩いてはいないけれど使っている、定期的に充電が必要なmicro USBの機器としては、「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」と「MX ERGO」が残っています。どちらもUSB Type-C対応の代わりになるような製品はないこと、充電頻度は低いことからとりあえず見逃しておくことにします。