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Xシリーズ最強の高性能ノートPC「ThinkPad X1 Extreme」レビュー

レノボ・ジャパン様のご厚意で、ThinkPad Xシリーズの最上位モデル「ThinkPad X1 Extreme」を2週間ほどお借りして使わせていただきました。

X1 CarbonやX1 Yogaは以前愛用していましたが、価格的な意味でも私にはオーバースペックなクリエイター向け仕様という意味でも、X1 Extremeはちょっと別格で手の届かない存在。ほかのX1シリーズや通常のナンバリングモデルのXシリーズを色々使ってきただけに、X1 Extremeという未知のハイエンドマシンをじっくり触れるのはワクワクするひと時でした。

「ThinkPad X1 Extreme」ってどんな機種?


XシリーズはThinkPadの中でも携帯性重視のシリーズで、X1シリーズはそこから派生した高級路線のシリーズ。一番メジャーなのは軽量14インチモバイルノートの「ThinkPad X1 Carbon」で、このほかにも画面が360度回転する2in1スタイルの「ThinkPad X1 Yoga」、ThinkPad品質の専用キーボードを組み合わせて使えるキックスタンド付きタブレットの「X1 Tablet」があります。

そして、第4のX1として2018年から加わったのが、今回ご紹介する「ThinkPad X1 Extreme」。これは「ThinkPad P1」というモバイルワークステーションの兄弟機で、ECCメモリやISV認証などの業務利用のための特殊仕様を取り除き、コンシューマー向けのハイエンドノートPCに仕立て直した機種です。15.6インチ、約1.84kg(4Kモデル)とXシリーズとしては大型ですが、ワークステーション譲りの高性能マシンとして見ると軽量で、モバイル向けの“X1”を名乗るのも頷けます。

外観をチェック


まずは外観をチェックしてみましょう。今回お借りしたX1 Extremeは2018年モデルです。


天板だけ見るとX1 Carbonみたい。ブラックのThinkPadロゴ、赤いX1ロゴは同世代のX1 CarbonやX1 Yogaと共通のデザインです。

厚さも2cm以下でモバイルマシンとして違和感なし。端子類も豊富で、USBは左側にType-Cが2つ、右側にType-Aが2つ。やはりクリエイター向けだからか、X1 Carbon以下では軒並み廃止されてしまったフルサイズのSDカードスロットがあるのは嬉しい。最近のThinkPadはUSB PDによる充電となっている機種が多いですが、X1 Extremeは独自端子で、135W(!)のACアダプターが付属します。


キーボードのレイアウトやキータッチは同じ2018年モデルのX1 Carbonとよく似ていて、しっかりしたキータッチ(X1 Carbon 2017は軽かった)。高級感のある良い感触です。15.6インチなので左右のスペースには余裕があります。ここでテンキーをねじ込まず、ちゃんとしたポジションで打てる中央配置となっているのはありがたいです。電源キーと指紋センサーは右端に。


画面はもちろん180度開きます、ThinkPadですから。試用機は4Kタッチ対応の光沢ディスプレイを搭載するモデルでしたが、反射防止のコーティングが効いていて意外と反射は気になりませんでした。もちろんThinkPadらしい非光沢パネルも選べますが、これなら光沢でも良いかも。

外観全体の感想としては、基本的に「大きいX1 Carbon」のようなデザイン。これまでのX1シリーズが好きな人ならきっと気に入ります。厚さは2cm以下なのでこのサイズのノートPCとしては特に厚い印象は受けず、重さについてもX1 Carbonと比べるのは酷ですが、H型番のCPUとそこそこのGPUを搭載した高性能マシンを持ち運べると思えば、メリットの方が大きいと思える範囲。

文句なしのハイスペック


試用機は2018年モデルなので、現在販売されている2019年モデルのスペックとは異なります。Core i7-8750H、メモリ32GB、SSDはIntel製の512GB NVMe、GPUはGeForce GTX 1050 Ti Max-Qという構成でした。Max-Qってなんだ?と思ったら、モバイルゲーミングノートPC向けに薄型化された物だそうです。

普段使っているPCはUプロセッサーのモバイルノートばかりなので、最新モデルではないとはいえ、X1 Extremeの速さには感動。Lightroom Classicの書き出しやPhotoshopでの画像作成も軽快。ちなみに、事務作業程度の負荷しかかかっていない時はX1 Extremeにとってはもはや朝飯前、ほとんどファン音が気にならない無音状態です。その代わりヒンジ付近や底面はそこそこ熱を持つので、膝上に置いて作業するのはちょっと厳しいかも。

2週間使ってみた感想


X1 Extremeを一言で表すなら、無理のない範囲で持ち歩ける最強の作業環境。X1 Carbonなどのように手に取った瞬間に「軽い!」と言えるわけではないものの、一度使ってみると「これだけ快適に使えて2kg以下なら背負って歩く価値はあるな」と思ってしまいます。スペックの高さももちろんですが、そこにThinkPadならではの良質なキーボードが付き、性能以外の部分でも快適に作業できるとなれば、これはもう唯一無二のマシンと言っても良いでしょう。

30万円前後という実売価格も絶妙で、方向性は違えど、X1 CarbonだってWWANやプライバシーガードなどの高価なオプションを選択すると同じような価格になる構成もあるわけです。意外と非現実的な価格ではない、手の届く究極のマシンとして検討してみても良い気がしてきませんか?

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