• HOME
  • レビュー
  • コンパクトなのに10000mAh、29W出力のモバイルバッテリー「RAVPower RP-PB186」レビュー

コンパクトなのに10000mAh、29W出力のモバイルバッテリー「RAVPower RP-PB186」レビュー

普段使いのモバイルバッテリーがボロボロになってきたのでそろそろ買い替えようと、たまたま目に留まったRAVPowerの「RP-PB126」を買ってみました。スペック的に良さげだったのでこれにしたのですが、ドンピシャで欲しい仕様のモバイルバッテリーだったので一瞬で気に入りました。


RP-PB126は10000mAhのモバイルバッテリーでUSB-PDに対応、出力は最大29Wです。この容量・出力のモバイルバッテリーとしては最小・最軽量をうたっていて、大きさは約111×51×25mm、重さは約187gとかなりコンパクト。


スマートフォン(Pixel 3a)と並べてもこんなに小さい。10000mAhクラスのモバイルバッテリーとは思えないサイズです。


端子は最低限の数に絞られていて、入出力兼用のUSB Type-C端子はUSB PDに対応、もうひとつのUSB Type-A端子はQuick Charge 3.0に対応しています。


側面にはボタンと4段階表示のステータスランプがあります。


携帯用ポーチとC to Cのケーブルが付属しています。ポーチが付属しているのはよくあるパターンですが、ケーブルを入れる小さいポケットが付いているのは親切。


もっと容量の大きいモバイルバッテリーもたくさんありますが、私は普段使いには10000mAhクラスの物を毎回買っています。鈍器のような20000mAh以上の大容量バッテリーは、旅行や出張には便利ですが、毎日バッグに入れておくのはちょっと億劫。このあたりはモバイルバッテリーの使用頻度によっても考え方が変わってくるかと思います。私の場合は、スマホ複数台持ちということもあって「常備しているだけであまり使わない」人。たまに充電を忘れた時や酷使した時だけモバイルバッテリーで充電することがあるという感じです。

携帯性と今時のスマホに見合うバッテリー容量を天秤にかけて、自分の中でこれぐらいがベストなバランスかなと10000mAhクラスのモバイルバッテリーを選んでいたので、容量はそのままでこれだけコンパクトになったのは嬉しい誤算。

そして、手持ちの機器をどれでも充電できるだけの高出力ということもマストでした。10000mAhで高出力という製品はあまり無く、「USB PD対応!」とアピールしていてもせいぜい18W。スマートフォンの充電には十分ですが、USB PD対応のカメラ(LUMIX S1)を持っているので、いざという時にこれを出先で充電できるだけの出力が欲しかったのです。

無事に充電できたので満足なのですが、欲を言えばMacBookぐらいしかターゲットにならない29W止まりではなく、あと一歩、30Wまで対応してくれると使える機器が一段と増えるのになあ……と少しだけ残念に思うところです。


まとめると、日常的にモバイルバッテリーで毎日スマートフォンを外出中に充電する人ではなく、ピンチの時のために持ち歩いていて普段はただの荷物なのでコンパクトにしたい人、特に「容量はそんなにいらないけど、18Wを超える高出力が必要」という人にはかなりおすすめ。ありそうで意外とない、刺さる人には間違いなく刺さる製品だと思います。

「RAVPower RP-PB186」をAmazonで見る

関連記事