何が違うの?PayPay残高の種類一覧

大規模なキャンペーンなどで一気に知名度を上げたコード決済アプリの「PayPay」。最近では個人間送金や銀行口座への出金もできるようになり、さらに便利なサービスに進化しています。

その一方で、複雑化してしまったのが「残高の種類」。実は、一口に「PayPay残高」と言っても、できることや有効期限が異なる4種類の残高があるのです。

さらに、今は使われなくなったサービス初期の残高名称も2つあるので、「PayPayマネーとかなんとか言われても、もう何がなんだか分からない……」という人も少なくないはず。

この記事では、PayPay残高の種類と違いをなるべく分かりやすく紹介します。

PayPayマネー

本人確認済のユーザーが銀行口座やセブン銀行ATMからチャージした場合は、「PayPayマネー」という残高になります。ヤフオク!やPayPayフリマの売上金をチャージした場合も同じです。

PayPayマネーは、4種類の中で最も制限が少ない、なんでもできる残高です。出金、送金、わりかん機能もOK。有効期限はありません。

PayPayマネーライト

同じように自分でチャージした残高でも、Yahoo! JAPANカードやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い(携帯料金と一緒に払う後払い)でチャージした場合は、「PayPayマネーライト」になります。

送金やわりかん機能は使えますが、銀行口座への出金は不可。有効期限はありません。簡単に言えば、現金に変えられないようになっていること以外はPayPayマネーと同じです。

PayPayボーナス

「PayPayボーナス」はキャンペーンなどでもらった残高のこと。出金、送金、わりかん機能では使えません。ただし有効期限はないので、PayPayマネーやPayPayマネーライトと同じように貯めておけます。

PayPayボーナスライト

「PayPayボーナスライト」も同じくキャンペーンなどで付与される残高ですが、60日間の有効期限が設定されているのが最大の違い。期限を過ぎると消えてしまうので早めに使ったほうが良い残高です。

PayPayボーナスと同様に、出金、送金、わりかん機能では使えません。

PayPayライトとPayPayボーナスミニ(廃止)

この2種類はもう使われていないので覚えておく必要はありませんが、古い情報では名前を目にすることがあるかもしれません。「PayPayライト」と「PayPayボーナスミニ」は2019年7月まで使われていた名称で、PayPayライトは今のPayPayマネーライト、PayPayボーナスミニは今のPayPayボーナスライトに相当する残高です。

残高の優先順位

おさらいすると、2019年11月時点で使われているPayPay残高は「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」「PayPayボーナス」「PayPayボーナスライト」の4種類。


それぞれ機能や有効期限が違うので、「買い物をする時には、送金に使えないPayPayボーナスを使ってしまいたい」「有効期限があるPayPayボーナスライトを先に使っておきたい」と考える人もいるかと思います。実は、これはユーザーが気にする必要はあまりありません。

持っている残高の種類によって自動で優先順位を付けて使う仕組みになっていて、PayPayボーナスライト→PayPayボーナス→PayPayマネーライト→PayPayマネーの順に使われます。

Source: PayPay

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