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ガラス越しでも写り込みなし!反射を抑える「夜景撮影用スマホケース」を自作してみた

スマートフォンのカメラも年々進化していて、一昔前には携帯電話のカメラで撮れるなんて考えもしなかった「夜景」だって簡単にキレイに撮れてしまうような高性能な機種も増えてきています。


(Galaxy Note10+で撮影)

しかし、実際に夜景を撮ろうと思うと、性能とは別の理由で思うように撮れない場面も出てきます。上の写真のように目の前の景色を撮るなら良いのですが、高層ビルや展望台など、「ガラス越しのきれいな夜景を撮りたい」という場面もけっこう多いんですよね。

ガラス越しで撮りたい時にどうしても気になるのが「写り込み」。夜景に限らず窓越しなら起きる問題ですが、特に夜景の場合は撮影者がいる室内のほうが明るいことが多いので、部屋の中の人や物がガラスに反射しやすく、あとで見返したらガッカリ……なんてことも。

もし本格的なカメラで撮影するなら、PLフィルターという反射を抑えるフィルターが使えますし、写り込み対策に特化したレンズフードやレフ板などもあります。スマホでも窓にカメラを押し当てる力技で撮れなくはありませんが、傷などが心配です。そんなわけで、ガラス越しの撮影に特化した「夜景撮影用スマホケース」を自作してみました。

「夜景撮影用スマホケース」の材料


今回は「Pixel 3a」を使って実験しましたが、機種はあまり関係ありません(デュアルカメラやトリプルカメラの機種でどうするか、という問題はありますが)。

用意した材料は、「接眼目当て」と「ベースになるスマホケース」の2つだけ。あと、ここには写っていませんが接着剤も必要です。


おそらく、「接眼目当てってなに?」という人が大半でしょう。簡単に言えば、一眼レフのファインダー(覗き窓)に付ける物で、目を当てて覗くためのゴム製のパーツです。

どんな機種にもこの形の部品が付いているわけではないので、ニコンの「DK-3」というパーツがおすすめ。かなり古い機種用のパーツなのですがカスタム用として人気があり、今でも単品で販売されていて数百円で手に入ります。

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ベースになるスマホケースはなんでもいいというわけでもなく、いくつかの理由があってこの「SHINEZONE」というメーカーのケースを選びました。どうせ改造するから……という理由で安物を選んだわけではありませんよ!

まず、接着することを考えるとTPUなどのソフトケースよりはハードケースのほうが楽です。そして、反射を抑えるという目的からすればクリアケースではないほうが良いでしょう。細かい部分ですが、「カメラとフラッシュの穴が分かれている」のも都合が良いところ。隙間を埋める手間が省けます。

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「夜景撮影用スマホケース」の作り方


作る前にざっくり説明しておくと、夜景撮影用スマホケースのポイントはこのパーツ。接眼目当てをカメラ部分に取り付けて、「ガラスに押し当てやすいレンズフード」として使います。

言ってしまえば「笠型で中央に穴が空いている部品」なら他の物でも良いのですが、ゴム製なので押し当てる時にある程度角度をつけて構図を決めやすそうなこと、そして本来の用途も形は違えど「光を見る」ための部品で遮光性に優れていること。この2つが接眼目当てを選んだ理由です。


作り方は簡単で、元になるケースのカメラ部分に接眼目当てを接着するだけ。材質の兼ね合いで、一般的なテープでは付かないと思います。接着剤選びも要注意。

私の場合は、ケースのカメラ周りの塗装を紙ヤスリで少し落として接着しました。接眼目当てのゴム部分は私が使った接着剤では食いつきませんでしたが、この接眼目当ては中央の穴の周りに硬い枠があるので、そこを利用すると良いでしょう。

実際に使ってみた


というわけで、完成した「夜景撮影用スマホケース」をPixel 3aに装着して試し撮りに出かけました。場所は、横浜ランドマークタワー69Fの展望台「スカイガーデン」。時間は日没直後の17時過ぎです。

窓から少し離れて普通に撮るとこんな感じ。やはり室内の人影や照明が反射して写ってしまっていますね。

(※ここから下の写真はクリックして拡大できます)

自作ケースを使って撮った写真がこちら。「反射なしで窓から夜景を撮る」という目的はひとまず達成できました。

夜景用のつもりで作りましたが、窓越しに撮りたい場面なら昼間でも役立つでしょう。飛行機の窓は特殊なのでおそらくこの程度のサイズでは不十分ですが(「忍者レフ」のように全体を覆う必要がある)、鉄道旅行には使えそう。

真正面だけでなく、フード部分をつぶせば角度を付けて撮ることもできます。もう少し大きいパーツが見つかれば構図も自由になりますし、厚い窓や水槽でも効果を発揮できるようになるはずなので、そこは今後の課題。

ひとまず成功といえる結果ですが、窓の作りによっては後ろに強い光源があるとこの程度の大きさのフードでは歯が立たないことも。ULHや忍者レフがなぜあんなに大きいのか少し理解できた気がします。ちょうどいい材料が見つかったらぜひリベンジしたいところです。とはいえ、気軽に持ち歩ける大きさと効果のバランスも考えると、今回の「接眼目当て」を使ったタイプもなかなか悪くないはず。興味のある方はぜひ試してみてください。

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