
「Galaxy Note10+」をPC風に使える「DeX」機能を使ってみた
2017年からGalaxyのフラッグシップモデル(SシリーズやNoteシリーズ)に搭載されている「DeX」は、スマートフォンをモニターやテレビに繋いでPCのように使えるデスクトップモードです。
私はS8、Note8、S9、S10とGalaxyシリーズを使ってきたのですが、なかなか試す機会がなくこの機能は使ったことがありませんでした。先日、「Galaxy Note10+ SC-01M」を購入したので、この機会に試してみようと思い立ちました。
以前はこの機能を使うにはDex StationやDex Padという周辺機器が必要だったのですが、Note9以降はケーブル1本で使えるようになりました(※S9もアップデートで単体利用に対応)。今回はPC用モニターで試しましたが、モニターがあってPCがないという場面はあまりないはず……HDMI入力に対応したテレビを使って、リビングや旅行・出張先のホテルで使うには良さそうな機能です。
これがDeXの画面。別OSで動作するというわけではなくあくまでAndroidなので、スマートフォンにインストールされているアプリがそのまま動きます。ChromeなどはタブレットUIに切り替わって表示されました。
キーボードやマウスをBluetoothで接続すれば、簡易的なPC感覚で使えます。デスクトップOSっぽいようでスマートフォンっぽい部分もある不思議な感じですが、取っつきにくい操作ではありません。
接続中は、スマートフォンの画面をタッチパッドとして利用できます。もちろん、Sペンを使ったペン入力も可能です。
調べ物をしたり簡単な書類作成をしたりといった用途にしかPCを使っていないのであれば、PCをやめてDeXに置き換えてしまうことも意外とできなくはないかも、という印象。Officeもマクロを使えないなどの制限はありますがAndroid版がありますしね。
Snapdragon 855にメモリ12GBのNote10+なら、動作にも不満はありません。「自宅のPCよりスマホのほうがスペックが高い」なんて人も少なくないであろう時代、昔から出ては消えてを繰り返しているこういう使い方をそろそろ真剣に考えてみてもいいのかも。
ちなみに、Galaxy Note10+からの新機能として、「DeX for PC」というものがあります。これはPCにスマートフォンを繋いで、PCの画面上で今回紹介したものとほぼ同等のDeX機能を利用できるというもの。「PCがあるなら普通に使えばいいじゃん」と思われるかもしれませんが、データの受け渡しが簡単にできるメリットがあります。