なかなか悩む「Galaxy Note10+」の表示サイズ設定

「Galaxy Note10+」を使い始めましたが、表示サイズの設定に悩みつつあれこれと試行錯誤しています。なぜそんなことになっているのかというと、これは「大画面に何を求めるか」にもよると思うのですが、私は「大画面の端末ならそれに見合った情報量の多い表示サイズにしたい」派です。「画面が大きくなった分だけ文字なども拡大されて見やすい」というのを求めている人には今回取り上げる悩みは出てこないはず、むしろ問題なく快適に使えるはずなのでスルーしてください。

さて、一体何に困っているかといいますとこの機種、文字サイズもフォントサイズも最小にしてもまだまだデカい。ChromeでWebサイトを見れば「老眼向けかよ!」とツッコミたくなりますし、Twitter for Androidなどというスペースの使い方がよろしくないアプリを開けば、6.8インチの大画面に画像なしのツイートなら5個、画像が付いていたら3個しか入らないなんてこともザラ(これはアプリも悪いですが)。これじゃなんのために大画面端末を買ったんだか……と個人的には思ってしまいます。

もちろん、ここで諦めるほどAndroid初心者ではありません。開発者オプションで最小幅(dp、density-independent pixel)を弄れば済む話です。ちなみに、通常選択できる表示サイズは411dpが限度でした。


この項目の数字を大きくするほど、アプリなどの処理上の仮想的な画面解像度のようなものが上がります。簡単にいえば数字を小さくすると文字やアイコンが大きくなり、数字を小さくするほどパーツが縮小されて画面を広く使えるようになると考えて良いでしょう。

実際にどれくらいの数値に設定するかは好みの問題で、どれくらい広々と使いたいか、どれくらいまでなら自分の視力で無理なく見られるかなどを考えながら調整していけば良いでしょう。ただ、世の中にそんなdpのAndroid端末はないぞ、というような突拍子もない数値に設定すると色々と弊害が生じることもあるのでご注意を。ちなみに、600dpあたりまで上げるとChromeなどはタブレットUIに切り替わるので、かえって便利という人もいるかも。


私は今のところ「437」に設定して使っています。表示サイズの好みだけでいえばもう少し上げたいところなのですが、ここで止めているのは標準ホームアプリ「One UIホーム」のドロワーが崩れない限界を探った結果です。438dp以上にすると、上の画像のように巨大アイコン+極小文字のめちゃくちゃな表示になってしまいます。まあ他のホームアプリを使えば良いのですが、できるだけ純正のUIで使いたいので(表示サイズを弄っておいて言うことなのかは……)しばらくはこれで行こうと思います。


大画面でゲームや動画を楽しみたいという人ならあまり気にしなくても良いと思いますが、用途によっては開発者オプションなしで設定可能な範囲の表示設定ではすごく残念、これでは活かしきれないというのが率直な感想。せっかくの大画面端末なので、アップデートや後継機ではもう少し設定範囲を広げて欲しいところです。

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