
楽天モバイルのauローミングは2026年3月まで、800MHz帯で提供
10月から「無料サポータープログラム」の提供を開始した楽天モバイル(MNO)ですが、まずは東名阪を中心に自社網のエリアを展開し、他の地域はエリア整備が進むまで暫定的にau網のローミングで補うという運用になっています。このこと自体はすでに周知されていますが、具体的にどのような取り決めになっているのか、ローミング提供の詳細がKDDIから発表されました。
auから楽天モバイルにローミング提供を行うエリアは、「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」です。また、地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所の一部は、都内などの原則対象外の地域でもローミング対象となります。
基本的に800MHz帯でローミングサービスを提供しており、提供期間は2026年3月31日までの約6年半。ただし、都道府県単位で楽天モバイルの人口カバー率が70%を上回った場合は、協議の上、2026年3月末を待たずに該当する都道府県でのローミング提供を終了する場合もあるとのことです。
Source: KDDI
筆者のひとこと
具体的な条件は謎に包まれていましたが、なるほど、そういうことだったのですね。「都内はローミング対象外だから地下鉄とかはまったく入らない」といった心配はなくなった一方、条件を読むと「東名阪以外で“局所的なトラフィック混雑エリア”なところは楽天もauも掴めないのか?」など新たな謎も。早くいろいろ試してみたいんですけどねぇ……。

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