
毎秋恒例のApple発表会、今回の新製品・サービスをおさらい
日本時間の9月11日未明、アメリカのApple本社にあるスティーブ・ジョブズ・シアターで毎秋恒例の新製品発表会が行われました。既に各メディアやブログで多数取り上げられていますしSNSなどでも話題になっているので、この記事では「色々ありすぎてわからん」という人のために、主なトピックを軽めにおさらいしておきたいと思います。
新型iPhoneは3機種、“Pro”はトリプルカメラに
注目の新型iPhoneは3機種発表されました。XR後継の「iPhone 11」(6.1インチ)、XS後継の「iPhone 11 Pro」(5.8インチ)、XS Max後継の「iPhone 11 Pro Max」(6.5インチ)です。発売日は9月20日。
名前に“Pro”と付く2機種は、超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載。iPhone 11のカメラは1つ少なく超広角と広角のデュアルカメラですが、同じ「A13 Bionic」チップを搭載する高性能機で、価格は74,800円(税別、以下同)からと昨年のXR登場時の価格と比べるとグッと抑えられています。ちなみに、3機種とも3D Touchは廃止されます。
旧型iPhoneの値下げ
とはいえ、デザインや価格を中心に、もはや新型が出るたびに賛否両論になってしまうのも含めて秋の風物詩といわんばかりの状態。旧型を安く買えればそれでいい……という人も多いのではないでしょうか。
今年はiPhone 7が廃盤になり、iPhone XRとiPhone 8が値下げされて継続販売されます。XRは64,800円~、8は52,800円~とかなり安くなりました。
廉価版iPadがモデルチェンジ、10.2インチに拡大
iPadの新機種も発表されました。といってもハイエンドのiPad Proではなく、廉価版のiPad(第7世代)です。このシリーズは今や初代iPadからの伝統である9.7インチという画面サイズをキープしている最後のシリーズでしたが、ついに画面サイズが変わり、今回は10.2インチに拡大されました。
第1世代Apple Pencil(Lightning経由で充電するタイプ)とSmart Keyboardに対応し、A10 Fusionチップを搭載します。Touch IDも引き続き搭載。価格はWi-Fiモデルで34,800円から、発売日は9月30日です。
セラミックが復活、チタンも選べる新型Apple Watch
Apple Watch Series 5は画面の常時点灯に対応、コンパスも搭載しました。例年通りナイキやエルメスのコラボモデルもあり、先代にはなかったセラミックケースも復活。さらに新しくチタンケースも追加されました。iPhoneと同様に旧モデルの値下げがあり、2世代前のSeries 3が19,800円からになったのも注目です。
2つの新サブスクリプションサービス
ハード以外では、2つのサブスクリプションサービスが発表されました。ひとつは、Appleオリジナルの映像作品が見られる「Apple TV+」。月額600円ですが、新しいApple製品を買うと1年間は無料で観られます。「Apple Arcade」は、100種類以上のゲームをiPhone/iPad/Apple TVでシームレスに遊べるという触れ込み。こちらも月額600円です。
Source: Apple
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