
ThinkPadのBluetoothキーボードがひっそりと新商品にバトンタッチ。NFCを廃止
ThinkPadシリーズのキーボードとトラックポイントをそのまま取り出したような作りで、ファンも多い「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」。2019年に入ってからひっそりと新商品に変更されたようです。
サポートページに残っている旧モデルの情報(公式サイト)と見比べてみると、サイズや重さなどの数値は変わらず、新商品の画像を見る限りキーボードの仕様もそのまま。型番は変わりましたが(4Y40U90591)、基本的には同一製品のようです。
新旧モデルの違いは、NFCによるペアリング機能が廃止されたこと。これによって価格が安くなったというわけでもないので、あまり納得感はありませんが……。
私も従来のNFC対応の物を2枚持っていて、愛用しています。片方は裏面に旧Lenovoロゴが入っている初期型、もうひとつは昨年買い足した新Lenovoのものです。ThinkPadの操作性をどんなパソコンやタブレットにもそのまま持っていける素晴らしい製品ですが、そろそろ現行のThinkPadの仕様にあわせてフルモデルチェンジして欲しいなあ、と個人的には思います。
というのも、ワイヤレス・トラックポイント・キーボードは6列アイソレーションキーボードになったばかりの世代の物をベースにしているので、Fnキーが隙間なく詰められていて(4つごとに区切られていない)やや位置感覚が掴みづらかったり、現行機種と比べるとキータッチが安っぽかったりと「これで1万円かあ……」と2019年の今では思ってしまうのです。
最近の機種だとX1シリーズのような高価な機種ばかりではなく、エントリーモバイルのL390などでもかなり質が上がっているので、「X1 Carbonのパーツを使ったプレミアム・ワイヤレス・トラックポイント・キーボードを出せ!」とか「ThinkPad 25のキーボードの型を使って単品で……」なんて無茶は言いませんから、Lシリーズのものでも良いので更新して欲しいです!
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